このブログはインスタライブの要約記事です。
今回のまとめ
- ヒアルロン酸注入の合併症について ヒアルロン酸注入には副作用や合併症のリスクがありますが、現在では対処法も確立されています。リスクよりも「自然な若返り」といった得られる効果の方がはるかに大きいため、過度に恐れる必要はありません。
- クリニックと医師の選び方 広告の印象だけでは、本当に技術のある医師を見抜くのは困難です。実際にカウンセリングに足を運び、しっかりと疑問に答えてくれるか、フィーリングが合うかなど、ご自身が「信頼できる」と思えるかどうかが最も重要です。
- 注入治療は「センス」ではなく「理論」 美しい仕上がりを作るのは医師の見た目や感覚的なセンスではなく、解剖学に基づいた確かな「理論」です。理論をしっかりと学んでいる医師であれば、安全で美しい治療が可能です。
こんにちは、ラベールミラクリニック院長の新井です。
本日は診療前の少しの時間を使って、インスタライブでお話しした内容をお届けします。
今年も一年、美容医療の分野ではさまざまな話題がありましたが、今回は私が最近のセミナーなどでもよくお伝えしている「ヒアルロン酸注入の合併症」について、そして皆様が最も悩まれる「クリニック選び」について、私なりの考えをお話しさせていただきます。
ヒアルロン酸注入の合併症(副作用)について
ヒアルロン酸注入において、合併症や副作用がいくつか存在することは事実です。 副作用と聞くと、誰にとっても嫌なものであり、不安を感じる方も多いと思います。
しかし、現在の美容医療では、万が一副作用が起こったとしても、それをなんとか対処・治療する方法も同時に確立されてきています。
そのため、必要以上に恐れることはありません。 合併症というリスクよりも、ヒアルロン酸注入によって得られる「自然な若返り」や「ナチュラルな美しさ」といった効果の方が、はるかに大きいと考えています。
もし、リスクや合併症が治療のメリットを上回るようであれば、美容医療としてのバランスが崩れてしまいます。 しかし今のところは、得られる良い効果の方が圧倒的に大きいため、治療として十分に成り立っていると言えます。
永遠のテーマ「クリニック・医師選び」の難しさ
今年一年、私自身もよく考えていたのですが、なかなか明確な答えが出ないのが「クリニック選び」です。
どこへ行けばいいのか、どの先生を選べばいいのか、これは本当に難しい問題です。
広告と現実のギャップ
SNSや広告を見ていると、どのクリニックも、どの先生も非常に素晴らしく見えます。 しかし、実際に足を運んでみると「広告で言っていたほどではなかったな」というお声を耳にすることもあります。
一方で、表に出るのがあまり好きではなく、集客のための広告をほとんど出していなくても、本当に技術が高く上手な先生もいらっしゃいます。
では、美容医療に詳しくない患者様が、そういった「隠れた名医」をどうやって見つければいいのかと聞かれると、非常に難しいのが現実です。 私が「この先生は素晴らしいよ」とおすすめしても、表立った情報が少ないと、患者様側としては「本当に大丈夫かな?」と不安になってしまうお気持ちもよくわかります。
信頼できるかどうかが全て
美容医療の施術は、一度受けてしまうと簡単に元の状態に戻すことはできません。
また、複数のクリニックの施術を同時に受けて比較することもできません。 一つの治療を選んだら、基本的にはその結果を受け入れるしかないのです。
だからこそ、最終的には「その先生を信じて任せられるか」が最も重要になります。 実際に医師と直接話してみて、以下のようなポイントを確認してみてください。
- 自分の悩みや疑問にしっかりと答えてくれるか
- フィーリングが合うか
- この先生なら心から信頼できると思えるか
大切なお金とご自身のお顔を預けるわけですから、ご自身が納得し、信頼できる医師を見つけることが何よりも大切です。
価格設定と医師の「見た目」について
もし、全く同じクオリティ、同じレベルの結果が得られるのであれば、価格が安い方を選ぶのは当然のことだと思います。
家電製品であれば、量販店で20万円の冷蔵庫と、ネットで15万円の全く同じ冷蔵庫があれば、安い方を買うでしょう。私もそうします。
しかし、美容医療の場合は、価格が安いからといって全く同じ結果になるとは限らないのが難しいところです。 かといって、高額であれば必ず素晴らしい結果になるわけでもありません。
医師の「見ため」と「腕」は比例しない
全く同じ結果が出るのであれば、価格が安くて、通いやすくて、さらには施術する先生がイケメンの方が良いと思うかもしれませんね(笑)。
しかし、ここで声を大にしてお伝えしたいのは、**「施術する医師の見た目と、実際の技術力(腕)は比例しない」**ということです。 私のようなおじさんだからといって、綺麗に仕上げられないわけではありません。
医師の顔が腫れている理由
よく質問されることですが、有名な先生や勉強熱心な先生のお顔が、時々不自然に腫れていたりすることがあります。 それを見て「あの先生はバランスが崩れているから、施術も下手なのではないか」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、それは大きな誤解です。 新しい治療法や薬剤が出たとき、私たち医師は当然のことながら患者様を「実験台」にするわけにはいきません。
そのため、やる気のある先生や研究熱心な先生ほど、まずは「自分の顔」を使って新しい治療を試し、効果やダウンタイムを自ら検証しているのです。 お顔が腫れているのは、まさに新しい治療を試した直後やダウンタイム中であることが多いのです。
ご自身の顔で実験をしている先生が、患者様に対して施術を行うときに、バランスを崩すような不自然な治療をするわけではありません。
注入治療は「センス」ではなく「理論」
私がいつもお伝えしていることですが、ヒアルロン酸注入をはじめとする美容医療は、決して感覚的な「センス」で行うものではありません。
解剖学などの確固たる**「理論」**に基づいて行うものです。
その理論をしっかりと学び、正しい知識と技術を身につけていれば、医師の見た目に関わらず、きちんとした美しい治療結果を出すことができます。 ですから、どうか安心して、確かな理論を持った信頼できる医師を見つけていただきたいと思います。
インスタライブでお答えしたご質問
- 裏ハムラ(目の下のたるみ取り)の後に、しこりができてしまいました。
- しこりが一時的なもので、時間とともに馴染んでいくものであれば大きな問題はありませんが、まずは施術を担当されたドクターとよく相談されることをおすすめします。そのしこりが自然に消えていくものなのか、それとも経過を見るべきなのか、今後の対応についてしっかりと診察してもらうことが大切です。
- 目の下のくぼみにヒアルロン酸を注入した場合、後からそこに脂肪注入をすることはできますか?
- はい、結論から申し上げますと、ヒアルロン酸を入れた後でも脂肪注入を行うことは可能です。しかし、すでにヒアルロン酸が入ってボリュームが出ている状態だと、新しくどれくらいの量の脂肪を注入すべきか、正確なデザインや判断が難しくなるという問題があります。そのため、1回の施術でより精密に、綺麗に仕上げたいと考えるドクターであれば、脂肪注入の前に一度ヒアルロン酸を溶かす処置を提案されることが多いと思います。もちろん、手術の際に一緒に掻き出してしまうからそのままで良いと判断する先生もいらっしゃいますが、仕上がりの正確さを重視する場合は溶かすのが一般的です。もし、近いうちに脂肪注入の手術を検討されているのであれば、今はあえてヒアルロン酸を注入せずに待つという選択肢も良いのではないかと思います。














