このブログはインスタライブの要約記事です。
今回のまとめ
本記事では、先日のインスタライブでお話しした内容を元に、以下のポイントについて解説しています。
- 冷静な判断の大切さ:美容医療の契約や治療選びにおいて、ご自身が心から納得できる精神状態や環境を整えることの重要性をお伝えしています。
- ヒアルロン酸とヘルペスの関係:ヒアルロン酸自体がヘルペスの原因になるわけではなく、施術時の消毒などの刺激がきっかけになるメカニズムについて解説しています。
- ヒアルロン酸と鼻下の見え方:注入方法によっては鼻下が伸びたように見えることがある理由と、当院での正しいアプローチについてお話ししています。
- ボトックス注射における医師の技術:打つ位置や量による効果の違い、そして効果が切れた後の筋肉の回復期間についてご説明しています。
- 理想のイメージの伝え方:カウンセリングで「なりたいご自身の姿」を医師にどう伝え、すり合わせていくべきかについて触れています。
皆様、おはようございます。ラベールミラクリニック院長の新井です。
毎日の診療のなかで、患者様から様々なご質問やご不安の声をいただきます。 先日のインスタライブでは、私がふとニュースを見て感じた「美容クリニック選びにおける大切な心構え」についてお話しするとともに、皆様から寄せられたヒアルロン酸注入やボトックス注射に関する具体的なご質問に、一つひとつお答えいたしました。
美容医療は、皆様の人生をより明るく、前向きにするためのものです。 だからこそ、ご自身が本当に納得できる形で治療を選び、安心して受けていただきたいと心から願っています。 今回の記事が、そのためのヒントになれば幸いです。
納得できる美容医療を選ぶために大切なこと
先日、ニュースで「家族葬の費用トラブル」についての特集を見ました。 最初は「セットで50万円、追加費用は一切かかりません」と案内されていたのに、気づけばあれもこれもと追加され、最終的に数百万円に膨れ上がってしまった、という内容でした。
このニュースを見ていて、実はこれ、世間でよく言われる「美容医療の悪徳クリニック」でのトラブルと非常に状況が似ているなと感じたのです。
お葬式も美容医療の手術や大きな施術も、人生でそう何度も経験するものではありませんよね。 初めてのことでよく分からないまま、しかもショックを受けていたり、長時間勧められて疲れて思考力が低下していたりする時に、「ここぞという時だから頑張らなきゃ」と言葉をかけられると、つい「そういうものなのかな」と流されてしまうことがあります。 そして、最初は安い金額を提示されていたのに、よく分からないうちに高額な契約をしてしまっている、ということが起きてしまうのです。
美容医療においても、自分が心から納得できる形で治療を選べる状態、そして落ち着いて冷静に判断できる精神状態で臨んでいただくことが、何よりも大切だと私は考えています。 どうか、焦らず、ご自身が本当に安心できる環境で治療を選択してくださいね。
インスタライブでお答えしたご質問
Q.唇にヒアルロン酸を入れるとヘルペスになることがあるというのは本当でしょうか?
A.結論から申し上げますと、ヒアルロン酸を入れたことが直接の原因となってヘルペスになるわけではありません。
唇にできる「口唇ヘルペス」は、元々そのウイルスを体内に持っている方に起こります。ヘルペスウイルスは一度感染すると体内からなくなることはなく、何かしらのきっかけで再発して表面に出てくる特徴があります。
では、なぜヒアルロン酸注入後にヘルペスが出ることがあるのかというと、施術前の「消毒」や「摩擦」がきっかけになることが多いからです。 ヒアルロン酸を注入する前には、感染を防ぐために表面をしっかりと消毒します。その際、アルコールで油分を飛ばしたり、拭き取る際の摩擦の刺激によって皮膚の表面に細かな傷がつき、そこを起点としてヘルペスが再発してしまうことがあるのです。冬場の乾燥や、免疫力が低下している時も同様に出やすくなります。
ウイルスをお持ちでない方は、ヒアルロン酸を入れてもヘルペスが出ることはありませんのでご安心ください。 ウイルスをお持ちの方には、施術後にしっかりと唇を保湿していただくよう、当院でもお伝えしております。
Q.唇やほうれい線にヒアルロン酸を入れてから鼻下が伸びたような気がするのですが、そういうことはありますか?
A.はい、残念ながらそういったケースはあります。これはヒアルロン酸の「入れ方」によって全く結果が変わってしまいます。
ヒアルロン酸を皮膚の浅い表面にしっかり入れすぎてしまったり、唇が上に向かってめくれるような入れ方ではなく、全体が下に広がるような入れ方をしてしまうと、結果として鼻の下が伸びたように見えてしまうことがあります。このように、ヒアルロン酸を入れる層や場所を誤ると、意図しない見え方になってしまうことがあるのです。
これを防ぐためには、解剖学に基づいた正しい層(レイヤー)や場所に、適切なヒアルロン酸を正しく注入することが不可欠です。正しく注入できれば、鼻下が伸びたように見えないどころか、むしろ鼻下を短く見せるようなリフトアップ効果をもたらすことも可能です。
Q.ボトックスは施術するドクターで変わるものですか?また時間が経てば完全に元に戻るものですか?
A.ボトックス注射は、施術するドクターによって効果が大きく変わります。
どんな施術にも言えることですが、医師によって打つ位置、深さ、そして注入する量が微妙に異なります。 ボトックスは筋肉の動きをコントロールするお薬ですので、下手に打てば不自然な表情になってしまいますし、正しく丁寧に打てば、不自然さを出さずにシワを改善し、優しい表情を作ることができます。ですので、クリニック選びの際はドクターの技術やこだわりをしっかりと確認していただくことが大切です。
また、「時間が経てば完全に元に戻るか」についてですが、基本的には完全に元に戻ります。 万が一少し不自然さを感じたとしても、時間が経てば戻るという点では安心な治療です。 ただし、一つ注意点があります。ボトックスは単にシワを伸ばすだけでなく、筋肉を柔らかく小さくする効果があります。極端に強く効かせすぎて筋肉が小さく萎縮(いしゅく)してしまった場合、ボトックスの効果自体は目安となる半年ほどで切れたとしても、小さくなった筋肉の大きさが元に回復するまでに1年近くかかってしまうことはあり得ます。 一般的な範囲内の適切な強さで打っていれば、基本的には半年程度で効果が切れ、自然な状態に戻っていくとお考えいただいて大丈夫です。
Q.先生とどういう感じにしたいのかを共有するには、こんな人になりたいという画像を持っていくと理解してもらいやすいですか?
A.はい、その通りです。ご希望のイメージを伝えるために画像をお持ちいただくことは非常に有効です。
「このモデルさんのような雰囲気にしたい」「こういう輪郭に近づけたい」「この方の顎や目元のような感じが好き」といったように、具体的なお写真や画像を見せていただけると、私たち医師側としても患者様の目指すゴールが明確になり、イメージを共有しやすくなります。
Q.なかなかいつも病院などで違う感じになることが多く、こうなりたい感はどうしたら伝わりやすくできますか?
A.これは非常に難しく、そして美容医療において最大のポイントとも言える重要なテーマです。
患者様ご自身が持っている「なりたいイメージ」と、我々医師が解剖学などに基づいて考える「医学的に正しく治療すべきイメージ」には、どうしても微妙なズレが生じることがあります。この二つのイメージが最初から完全に一致していれば問題ないのですが、ズレがある場合は、しっかりとすり合わせていく作業が絶対に欠かせません。
この「イメージのすり合わせ作業」こそが、徹底して時間をかけるべき「カウンセリング」なのです。 ここのすり合わせが足りないまま治療に進んでしまうと、終わった後に「なんだか思っていたのと違うな」という結果になりやすくなってしまいます。
いかにしてこのズレをなくし、理想の仕上がりに近づけていくかについては、とても大切で深いテーマですので、また次回のライブなどでしっかりと時間を取ってお話しさせていただきたいと思います



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