このブログはインスタライブの要約記事です。
今回お伝えすること
ヒアルロン酸注入の後に、自分のお顔に違和感を覚えてしまう原因を解説します。 新井院長自身の治療体験や、感覚のズレを防ぐプランニング方法をお話しします。
後半では、新井院長の麻酔科・救急医時代のエピソードや得意技についてもご紹介します。 どのような経験が現在の丁寧な診察や治療の安全性に繋がっているのか、ぜひご覧ください。
まとめ
ヒアルロン酸注入は直後から変化が出るため、見慣れたお顔とのギャップが生じやすいです。 違和感を防ぐには、事前の丁寧なプランニングと、段階的に少しずつ注入することが大切です。
新井院長は救急医療で培った、瞬時に集中力を100%に切り替える得意技を持っています。 診察や治療の際には、ご自身のマイナスな感情を完全に切り捨てて目の前の患者様に向き合っています。
ヒアルロン酸注入後に自分の顔じゃないと感じる理由
普段から見慣れているご自身のお顔のイメージは、誰にでもあると思います。 そこからほんの少しでも形が変わると、感覚が慣れるまでに少し時間がかかります。 その間は、ご自身のお顔を見ても自分の顔じゃないような感覚になりやすいのかなと思います。
骨切りなどの大きな手術であれば、変わりたいという強い覚悟を持って臨まれると思います。 また、手術の直後は腫れがあるため、仕上がりを客観的に評価するまでに時間の猶予があります。
しかし、ヒアルロン酸注入の場合は治療した直後からお顔が変わります。 その変わったお顔が、普段見慣れているイメージとちょっと違うと感じることが時々起こります。
だんだんと慣れてはいきますが、なかなか慣れないと「なんか違う」となってしまいます。 結果的に「ヒアルロン酸注入をしない方がよかったかな」と溶かしてしまう結論になることもあります。
たとえ誰が見てもきれいに仕上がっていても、問題がないとしても、この現象は起こり得ます。 ご本人が「自分の顔じゃない」と感じてしまうと、受け入れられない状態になる恐れがあります。
新井院長自身のヒアルロン酸注入の体験談
私自身も、ある程度の量をまとめて治療したときには、そういう感覚になることがあります。 1本や2本でリタッチをする程度であれば、「明るくなっていいな」という感じになります。
今年に合計20本の治療をしたときは、変化率は大きくなく、それほど違和感はありませんでした。 今のお顔をベースにリフトアップする治療だったので、慣れるまで時間がかからなかったのでしょう。
しかし、6年前の2020年に18本を注入して大がかりな治療をしたときは、かなり時間がかかりました。 適材適所に正しく注入すれば骨格的に若返るので、お顔が大きくパンパンになるわけではありません。
ただ、それまでゲソッとしていた影やシワが急に消えてハリが出ると、私自身でも戸惑いがありました。 「やりすぎちゃったかな」「太って見えないかな」という感覚になってしまったのです。
翌日くらいまでは「調子に乗ってやりすぎたかな」と、少し後悔するような気持ちもありました。 18本一気に注入すると結構お顔が腫れるので、その腫れを見て余計にそう感じていたのだと思います。
手術・デバイス治療・ヒアルロン酸注入の比較
治療の種類によって、変化の現れ方や受け入れやすさには違いがあります。 それぞれの特徴を以下にまとめました。
デバイス治療の特徴
- ハイフや高周波などの機械による治療は、1回での変化量が小さいです。
- コツコツと治療を重ねていくため、変化が受け入れられないということはほぼありません。
- 逆に変化の大きさとしては、少し物足りないと感じられることもあります。
手術治療の特徴
- 骨を削るなどの手術は、今のお顔の状態から脱却したいという強い覚悟で臨みます。
- 嫌な状態からやっと脱出できたという喜びが強く、変化を好意的に受け入れやすいです。
- 治療後の腫れが引くのを待つ時間があるため、徐々にお顔に慣れていくことができます。
ヒアルロン酸注入の特徴
- 手術をせずに、手術に近いような大きな変化を出すことも可能になります。
- 変化の幅をご自身で選べる一方で、一気に変えると見慣れるまで時間がかかります。
- 直後から仕上がりの状態が見えるため、一時的に違和感を抱くリスクがあります。
自分の顔に見慣れるまでの時間と感覚のズレ
私の場合、3日か4日ほど経つと腫れが落ち着いてきて「これくらいなら良さそうだ」となりました。 2週間から3週間ほどかかって、ようやく鏡を見ても「このラインならいいな」と受け入れられました。
人間の目は非常に精巧にできていて、細かな微調整を見抜く力があります。 0.何ミリ単位のたるみの改善やラインの変化を、脳は感覚的に見抜いてしまうのだと思います。 それが、お顔の変化を受け入れるまでに少し時間がかかるポイントなのかなと考えています。
この感覚のズレは、ご自身の声を録音してスピーカーから聴いたときの違和感に似ています。 「自分はこんな変な声だったのか」と思ってしまいますが、それが他人が聴いているリアルな声です。
普段は骨伝導などで聴いているため、脳が客観的なご自身の声に慣れていないのです。 お顔のラインも同様で、一瞬で変わった形に脳が慣れて受け入れるまでには時間が必要だと思います。
違和感を防ぎながら自然に若返るための対策
感覚のズレを避けるための対策として、まずは事前の丁寧な相談とプランニングです。 ご自身がこうなりたいという希望やイメージを、治療前にできるだけ正確に持つことが大切です。
もし、今のお顔から1ミリもラインを変えたくない場合は、むしろ治療をすべきではないと思います。 ご自身の希望する方向性をしっかりと共有して、治療後のイメージをすり合わせておくことが重要です。
もうひとつの対策は、1回に注入するヒアルロン酸の量を欲張らないことです。 一気に何本も打つのではなく、1回に2本から3本程度に留めておく方法が考えられます。 複数箇所に少しずつ振り分けて、全体的にふわっと変化させるのが良いのかなと思います。
ただし、1本だけの注入であっても、やり方次第では違和感が生じることがあります。 特定の1箇所だけを急激に変化させたり、全体のバランスを崩したりする場合です。 量だけでなく、やはりお顔全体のバランスを見極めながら治療することが大切です。
インスタライブでお答えしたご質問
Q. 新井先生の得意技や長所は何かありますか。
A. 自分自身のパフォーマンスを切り替えるスピードが、ものすごく早いことだと思います。これは、私がかつて長く携わっていた麻酔科医や救急医療、その後の外科医としての経験による、一種の職業病のようなものかなと感じています。
当直中に熟睡していても、大変な時なんかは、電話が鳴って3分後にオペをしたいからと、手術室へダッシュで向かうような生活をしていました。
寝ている状態から、数分後には命に関わる重篤な患者様の処置を行うため、集中力を一瞬で高める必要があります。このような過酷な振れ幅のある生活を何年も続けたことで、スイッチを瞬時にオン・オフするコントロールが身につきました。
今でも、たとえ疲れていたり、落ち込んでいたりしても、診察や治療に入った瞬間にそれらのマイナスを完全に切り捨てて、常に100%のパフォーマンスを発揮することができます。診察室での切り替えの早さは、周囲が見ると驚くほどのスピードかもしれません。
ちなみに、外科医の先生方はお弁当を3分ほどで早食いする特技を持つ方が多いですが、私は元々食べるのが遅く、よく噛むタイプです。救急時代に少しは早くなりましたが、早食いの先生方には到底追いつけず、早食いは得意技にはなりませんでした。














