たれ目院長ブログ ~自分へのヒアルロン酸注射~

鏡でチェック

医者は自分への注射や処置はどうしているのでしょう。専門的な病気や処置であれば専門科のドクターに任せるしかないですが、簡単な診断、処置は自分でしてしまうこともあります。ただし、注射・点滴を自分でするかどうかは人それぞれ。自分で自分に注射や点滴を刺すのをできるドクターもいれば、できないドクターもいます。中には自分に注射するのは好きという人もいますが(笑)

 

私は、できないことはないがどちらかと言えば苦手です。勤務先で体調悪くて点滴をする際も、忙しいスタッフの手を煩わせまいと自分でやろうとしたことはありますがやっぱり苦手でした。顔のヒアルロン酸、ボトックスも別のドクターに注射してもらってましたが、予定が合わないと注射ができません。そこで、自分で鏡を見ながら注射してみます。顔への注射は筋肉や骨、血管の位置をしっかりと把握して位置を見極めて注入する必要があります。解剖の把握は大丈夫ですが、狙った位置に正確に針を刺して進めていくことは鏡見ながらではちょっと難しいものです。患者様に精確に注射するのは得意なんですが…。

 

 

他の美容ドクターに聞いてみても、自分で自分に注射する人もいればそれは苦手という人もいて、人それぞれという感じです。ヒアルロン酸注入やボトックス注射は正しく行わないと合併症のリスクが高くなるため、技術的に上手に施術できるドクターが限られ、誰にやってもらってもいいわけではありません。個人クリニックの先生は、施術してもらうドクターを探すのに苦労しているのではないでしょうか。

 

自分で施術を受けるのは、患者様にとって見本となるからということもありますが、それ以外にも大きな理由があります。治療される患者側の立場に実際になってみると、治療の際の不安や痛み、腫れ方、その後の経過などを身を持って知ることができます。そうすると、治療時の体勢はどのようにしたらよいか、どこに気を使ってもらうと不安がなくなるか、など、治療するだけではわからないことに気付きます。

 

特に、患者の立場になると顔にモノを入れるのだからそれはやはり安全であって欲しい、安心なモノであって欲しいと強く思います。そのために、当院ではヒアルロン酸製剤は厚生労働省承認であり、かつ国内の正規品のみを使っており、海外製品や未承認の製剤は使用していません。安いヒアルロン酸製剤はたくさんありますが、何が含まれているかも正確にわからないようなヒアルロン酸は自分の顔だったら入れたくありません。ヒアルロン酸は体内にある成分と基本的には同じであるため、シリコンやプラスチックと異なり、身体の組織と馴染んでいずれ吸収されるから安心なのですが、そんな安心なヒアルロン酸製剤も質が悪いものだと安全とは言えません。当院がアラガン社のヒアルロン酸しか扱わない理由もそこにあります。

 

 

また、安心な製剤であっても、扱い方を間違えるとやはり安全とは言い切れなくなります。私は自分が治療を受けるとしたらこうであった欲しいなと思うことを実践し、ヒアルロン酸製剤を使い回すことはせず、同じ人であっても使いかけの製剤を保管しておいて時間をおいて使用することもしていません。無菌状態から開けた製剤は必ず一度の治療で使い切り、もし残っていても破棄します。次回まで冷蔵保管しても無菌状態が保たれる保証はなく、万が一細菌が発生した状態で顔に注入することのリスクを考えるともはや安全な医療とは言えません。きれいになるため、若返るための治療であっても、不安やリスクが大きい場合は意味がないと考えています。

 

 

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ラベールミラクリニック

〒460-0008

愛知県名古屋市中区栄1-3-3 ヒルトンプラザB1

052-253-8155

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