初級セミナーを終えて

〜伝えることで、自分の原点を振り返る時間〜

先日、ラベール初級注入セミナーで講師を務めさせていただきました。

無事に終わり、

「注入をやりたくなりました」

「ワクワクしました」

という感想をいただけたことが何より嬉しく、ほっとしています。


今回のセミナーで私が一番時間をかけたのは、実はスライド作りではありませんでした。

事前アンケートを元に、

参加される先生方の状況や悩みを想像し、

「やってみよう!」と自然に思える流れを考えることでした。

もちろん内容も吟味しました。

「これから注入を始めたいけれど何から学べばいいか分からない。」
 「経験はあるけれど、本当に今のやり方でいいのだろうか。」
 「もっと自信を持って治療できるようになりたい。」

一人ひとり背景は違います。

これから始める先生には難しすぎず、

すでに経験のある先生にも物足りなさを感じさせない内容にしたい。

そのためには、知識やテクニックをたくさん紹介するのではなく、

ずっと使える「基礎かつ王道」を伝えること。

アカデミーで過ごした6か月間、

この「基礎かつ王道」を徹底的に叩き込んでいただいたことが

今の診療の礎になっています。

今回のセミナーでは、その経験から得たエッセンスを、

自分のど真ん中にある言葉でお伝えしたいと思いました。

当日、会場に入ると、参加された先生方の表情には緊張が見えました。

初めて参加する勉強会は、それだけで勇気がいるものです。

私自身もそうだったことを思い出し、開始前から積極的に声をかけるようにしました。

少しでもリラックスして、「今日は学びに来てよかった」と思える時間にしてほしかったからです。

2時間の講義とランチタイムの後はインジェクション供覧

8ポイントによる「ふわっと若返る」変化をご覧いただきました。

一か所だけを変えるのではなく、顔全体のバランスを整えることで生まれる自然な若返り。

決して劇的ではない繊細な変化を、皆さんがしっかり感じ取ってくださった時、

今日のセミナーのメッセージが「伝わった」と感じました。

やはり実技には、スライドだけでは伝えられない力があります。

治療の組み立て方、シリンジの扱い方、左手のアシスト、患者さんとのコミュニケーション。

その場でしか伝えられないことが数多くあります。

今回改めて感じたのは、「教えること」は知識を渡すことではなく、

考え方や治療への姿勢まで伝えることなんだということです。

そして、このような気持ちで講師ができるのは、

私自身が新井先生から惜しみなく学ばせていただいたからです。

受け取ったものを自分なりに咀嚼し、伝える。

その役割を少しでも果たせていたら嬉しく思います。

ご参加くださった先生方、支えてくださったラベールスタッフの皆さん

そして貴重な機会をくださった新井先生とマネージャーに、

心より感謝申し上げます。

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