たれ目院長ブログ 〜ヒアルロン酸、ボトックス治療、脂肪溶解注射、最近注入治療の可能性が見えてきました。〜

最近、注入治療の可能性が広がっているのを感じています。注入治療とは一般的にはフィラー注入のことを指しますが、私の考えとしてはフィラー注入のみだけでなく注射で完結する治療を広く含めて注入治療としています。ざっくりと。

顔の老化現象の根本的な原因は、土台となる骨や筋肉、若い輪郭に必要な脂肪が萎縮していくボリュームロス。皮膚の表面のたるみはこれらの結果として現れてくるので、ただ単に皮膚を引っ張り上げるだけではダメで、目には見えなくとも皮膚の奥で起きている現象に対して治療することがナチュラルに若返ることにつながります。

その組織それぞれに対する治療が一通りそろってきたなと思います。ボリュームロスを補うのは色々な弾力や特性を持つヒアルロン酸を使い分けて注入し、大きくなったり硬くなった筋肉はボトックスを注射することで小さくしたシワを伸ばすことができます。さらに顔の中でラインを乱す余計な脂肪、下垂してきた脂肪に対しては脂肪溶解注射を丁寧に注射することでだいぶスッキリさせることができるとわかってきました。

脂肪溶解注射は広く使われていて効果やリスクが安定しているBNLSを使います。もっと強力な薬剤もあるのですが、作用が強いものはそれに応じてリスクも上がります。強力な脂肪溶解注射は腫れや痛みが強い場合や時々しこりとなることもあるようで、私もいくつか試しましたが主に身体用と考えた方が良いかなという結論になりました。

顔の変化は色々な意味で緩やかな方が良いと考えています。急激な変化は一見良いように見えますが、組織に部分的なストレスが加わるとバランスを崩す恐れがあり、短期間で急に変わると周りの人に違和感として感じさせてしまうこともあります。私がBNLSを使うのは作用や変化がマイルドで、顔の治療に適しているからです。

BNLSは効果がないよ〜という話も聞きますが、それはおそらく説明や治療が足りないのかと思います。BNLSは1回で誰もがわかるほど脂肪を減らすわけではありません。溶かしたい脂肪の量を診て、1回で必要な量を決めてそれを複数回繰り返し、満足する大きさになるまで丁寧に治療を重ねることが大事です。1回で大量に注射したから大量に溶けるものでもなく、数回に分けて治療すると良いでしょう。

BNLSと言っても最近少し作用が強くなったBNLS ultimate というものが出ました。それまでのBNLS neo に比べると脂肪を溶解する主成分が少し多くなっています。BNLS neo でもちゃんと治療すれば脂肪が減っていくのがわかりましたが、BNLS ultimate になってからはより早く脂肪が縮み、お顔がスッキリしてくるのがわかります。

ヒアルロン酸、ボトックス、脂肪溶解注射、たった3つの治療ですが、技術を駆使してそれらを適切に使うことで驚くほど人の顔は若返ります。体験したり治療を見た方は、注入治療はここまで進化したかと一様にびっくりされます。たった3つの治療のみで注入治療はだいぶ完成に近づいていると感じています。

また、注入治療のテクニックを応用すれば若返り治療だけでなく、若い人であってもきれいにする治療として施術することが可能です。主に輪郭を整え、若くても人によっては存在する法令線や頬の痩せを改善し、立体感を出すことで可愛くしたり顔全体の印象を改善させることができます。注入治療はアンチエイジングだけではありません。

顔のたるみはなくてもラインを引き締めて柔らかい面で優しい印象になりますし、Eラインを代表とする美の基準を整えていくことで不思議なくらい美しく、きれいにかつまとまって見えます。さらには鼻、リップ、額のパーツをそれぞれ整えていくことで優しい印象にも大人っぽいきれいさにも、お好みの印象へと顔を近づけていくことができます。

このレベルになるとただ注入すれば良いというわけにはいかなくなります。

顔を、どうすればきれいになるのか、どうすれば優しい表情へとなるのか、美しくなるのか。一般的な方法や知識だけではダメで、一人として同じ顔はない患者様をよく観察し、その癖を見抜き、筋肉や皮膚の動きをコントロールすべくヒアルロン酸を配置するポイントを精密に見極めていきます。これは口でいうほど簡単ではありません。なぜそのポイントに注入することで離れた部位の症状が改善するのか、複雑な仕組みと理論を完全オーダーメイドで当てはめていかなければなりません。

大変難しい仕組みと技術で、一言では説明できないため、セミナーでもそれを伝えるのに苦労します。例えば5つのポイントに注入するとき、①をするのは⑤のため、と簡単には言えません。①をするのは他の②〜⑤のためであり、⑤があるから①〜④が活きてくる、というようにそれぞれの治療と目的はお互いを補完したり強めあったりして、複雑に絡み合っています。

これら全ての仕組みを理論的に説明するのはまだ難しくて、ある程度経験に裏打ちされた部分もあるため、セミナーで参加ドクターからなぜそこに注入するのか、ある症状を改善させるためにはどこに注入すれば良いのか、などと聞かれた時に説明するのは本当に大変です。あの手この手で私の考え、治療の意味、顔の組織に及ぼす影響を説明するのですが、わかってもらえるか心配でいつも一生懸命です(笑)

注入治療と相性の良い治療としてはダブロ、ウルセラが代表のHIFU治療機、それからサーマクールが適していると考えています。HIFUはヒアルロン酸注入とは違った仕組みでリフトアップし、脂肪溶解注射とも異なった仕組みで脂肪を縮めていきますから、同時並行で行うとより強くリフトアップし、より早く脂肪を減らしてくれます。

サーマクールは皮膚のコラーゲンを増やし、顔の張りが出てきます。ヒアルロン酸注入も、注入されたヒアルロン酸によって線維芽細胞が刺激される効果でもあるのか、注入後数ヶ月すると不思議なくらい肌の張りが出てくるのですが、サーマクールははっきりとわかるくらい効果が高く、やはり注入治療と組み合わせることでよりきれいに整えられる治療と思います。(残念ながらラベールにはサーマクールはないので、希望者には別のクリニックを紹介しています。)

そして、注入治療によって顔を若く、きれいな輪郭にしても美の追求はまだまだ可能です。顔の輪郭をきれいにして印象までも改善した後は、肌治療をして肌を滑らかにツルッと、張りのある状態にすると人はさらに若く見え、より美しくなります。必ずしもそこまでしなくちゃいけないわけではありませんが、もし人が望めばそこまで対応できる技術が今の美容医療にはあるということです。

先日、美容医療を取り上げたテレビ番組をたまたま観ました。テレビをつけた時にはもう後半でしたが、そこでは悩みを持つ患者様に対しプロフェッショナルのドクターが治療を施し、その変化にスタジオ一同が驚くというもの。ただ、日本のメディアで美容医療を取り上げる時、患者様の変化や美容ドクターの生活などに焦点を置いて、患者様がどれだけ悩み、美容医療によって救われるかという美容医療の存在意義についてあまり取り上げられることが少ないようです。

治療による変化の大きさは確かに視聴者に驚きを与え、興味をひく部分ですが、美容医療において大事なのは患者様が自分の悩み、心の壁を乗り越えて前向きになれることで、変化が大きいことだけが必ずしも治療の目的ではありません。日本においてはまだ美容治療を受けていることをオープンには言えない雰囲気があります。私はそれを変えたいと思っています。いや、それは言い過ぎたかな(笑)。変わって欲しいなと思っています。

いつの日か、どこどこに上手な美容師がいたよ、と同じくらい気軽に、あそこの美容クリニックは良かったよと話せるようになって欲しいなと思いますし、私のセミナーなどの活動がその一助になれば嬉しく思います。そして、その頃には完成された注入治療が日本中のどこででも受けられるくらい広まっていると良いなとも思います。

 

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