たれ目院長ブログ ~新しいヒアルロン酸が発売されました~

ボリフト詳細

アラガン社から新しいヒアルロン酸製剤の「ジュビダームビスタ ボリフト」が、厚生労働省の認可を受けて発売されました!

 

ボリフトは、ボリューマと同じ「バイクロス」技術により、滑らかさと長期持続性という相反する性質を高いレベルで実現させたヒアルロン酸です。ボリューマと同様に、水を吸うというヒアルロン酸の性質を抑えてあるため非常に使いやすいです。一般的なヒアルロン酸は注射後に体液を吸って膨らみます。そのため、注射する時にはその膨らむ分を計算しながら注入する必要がありました。それが技術的に難しくさせていた部分でもありますが、バイクロスシリーズのボリューマ、ボリフトは体液を吸って膨らんでしまうことがないため、治療後から変化がなく、患者様にとっても満足度が高くなります。

 

ボリフトはボリューマよりも少し柔らかい性質で、ほうれい線やマリオネットラインのシワを消すのに適しています。ボリューマでも同じことは可能でしたが、ボリフトを使うとより滑らかに、自然な仕上がりになり、触った感触もより皮膚に近い柔らかさとなり、違和感がありません。リフトアップの時はしっかりと皮膚、筋肉、靭帯を支えられるように、硬い弾力を持ったボリューマが適していますが、ほうれい線や頬の削げている部分など、広い範囲のボリュームロスを改善する場合には今後はボリフトを使用していこうと思います。

そして、今回からシリンジの容器が新しくなりました。以前の形と比べると、指のかかる部分に適度なカーブがつけられ、より指にフィットしやすく、指がかかりやすい形状となっています。さらに、後ろから押す部分をプランジャーと言うのですが、その芯となる部分が硬い素材となっています。以前の細いプラスチックではたわんでしまって頼りがなかったのですが、新しい方はしっかりとしていてたわむこともありません。そのおかげで微量のヒアルロン酸もかなり精密に注射することができます。今後は全ての容器がこの新しいタイプへと変わるそうです。楽しみですね。

以前のタイプは細いプラスチックで、剛性が低くてやや頼りないものでした。比べてみると見た目の使いやすさもデザインも剛性感も段違いに良くなっています。

 

 

ボリフトの特徴は何と言ってもその滑らかさ!

 

とにかくめちゃくちゃ滑らかです。試しに出してみたヒアルロン酸の表面も滑らかながら、注射する時に押し出す感触もかなり滑らかです。これには剛性が上がり、たわまなくなったプランジャーの効果もあると思いますが、ボリフト自体も滑らかなので、合わさって注射がかなりスムーズに行えます。スムーズに注射できるということは施術するドクターにとっても良いことで、微量ずつ精密に注入することができ、力を入れて注射しなくてもよいことは血管に入ってしまったり他の組織を圧迫してしまうリスクが低くなるため、より安全安心な治療につながります。

当院ではすぐに治療に取り入れています。ボリューマでも従来のヒアルロン酸より滑らかできれいに仕上がっていましたが、治療部位によってはボリフトを使用するとさらになめらかに、ナチュラルに、ふっくらとした肌に仕上がります。これはもう一気に治療のメイン製剤の仲間入りですね。

 

実は海外ではもうすでに新しいヒアルロン酸製剤が使用されています。ボリフトよりも柔らかくてリップに最適な「ボルベラ」、皮膚のヒアルロン酸を補うような使い方ができる「ボライト」など、いずれも世界シェア1位のアラガン社の製品です。日本でも早く使用したいのですが、アラガン社は厚生労働省の認可をちゃんと取得してからと考えているためまだ待っているところですが、そんなに遠くないうちに承認が取れるよう頑張っているそうなので楽しみですね。新しいヒアルロン酸が開発されるたびに治療の範囲が広がります。

 

 

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ラベールミラクリニック

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