たれ目院長ブログ 〜上手な注入治療はナチュラルに若返る。なぜなら…〜

なぜなら、若い頃の骨格構造に近くなるから!

ヨギボーなどのビーズクッション、中のビーズが経年劣化で縮んでくるとクッション全体がくたびれてきて、外カバーもよれてきてなんだか古びた感じになってきます。特にカバーが余ってたるんだ感じはまさに顔の皮膚のたるみと同じ。

でもビーズを追加補充するとまた新品のようなボリューム、クッション性、張り感が戻ってきます。新品と完璧に同じとはいきませんが、中のビーズの状態を新品に近い状態にするわけですから、ある意味若返るのです。

最新の顔のヒアルロン酸注入もそれと同じ。若い頃の骨格構造に近づけるわけですから、見た目も自然と若い頃に近付きます。もちろん完全に若い頃と同じにすることはできませんが、戻せる部分はかなり若い頃の形に戻せます。

ここで大事なポイントがあります。年齢変化による顔の構造変化が研究で色々とわかってきているので、それをちゃんと勉強し、丁寧に時間の巻き戻しができるかどうか。(施術するドクターが。)

ポイント①

どこにボリュームを戻すかは、年齢変化によってどこにどのような変化が現れるかを勉強して予め知っておくこと。

テキトーに注入すると変な顔に簡単になります。また、構造上注入してはいけない場所もあります。それらも年齢の構造変化も、今は学問的にわかっていることが多いですから、ここは素直に勉強して学ぶことが必要です。研究でわかっていることを無視して独自の方法を追求しようとしても効率が悪いですし、医者は医学者ですから、研究結果を無視すること自体がナンセンスと言えるでしょう。普段エビデンスで治療を語るドクターが、なぜか自分の知らない治療についてエビデンス無視で否定するのもナンセンスと感じます。

ポイント②

年齢変化によるボリュームロスは実は皆さんの想像以上に多いです。構造を戻すには減った分の体積が必要です。ヨギボーで新品状態から半分に縮んでしまったビーズの状態を新品に近づけるためには理論上、半分のビーズの補充が必要です。

仮に10歳くらい若い顔に戻す時に10ccのボリュームが必要と計算される場合、それを1ccで行うことは物理的に不可能です。逆に11cc以上も必要ありません。10ccという物理的なボリュームは10ccないと置き換えることはできません。問題は本当に10cc必要か見抜けるかということ。5ccしか見抜けないようでは足りませんし、15ccと見てしまうようでは過剰な治療となる可能性あります。患者様がなりたい顔に対して10ccというボリュームが必要な場合に、医師の提案は少ないほど良心的だとか低額治療が正義だという議論はあまり意味がありません。患者様の希望する顔にならない治療を正義というのもちょっと違う感じがします。まずは必要な治療を提案し、その中でどの程度の治療、ラインを目指していくかを現実的に相談して決定します。提案をわざわざ不足の治療、希望に届かない治療、とするのはプロの仕事としてはちょっと違うのでは、と感じます。インフルエンザの治療をする時にタミフルを少なく処方するドクターが良心的、少ないタミフルで治してあげるのが正義、という医者はいません。

ポイント③

全体のバランス。とにかくバランス。バランス命。

顔の治療は全体のバランスが大事。部位ごとの年齢感をそろえ、ラインをそろえ、面をそろえ、長さや幅をそろえ、立体感をそろえ、パーツの大きさをそろえ、形をそろえ、印象をそろえ、黄金比率をそろえ…、とその作業は果てしなく続きます。バランスの乱れは違和感を生みます。局所的な治療では全体のバランスはそろいません。たるみによってできる法令線は、たるみの治療が必ず必要になります。法令線への注入治療だけでは最終的にはナチュラルには改善しません。構造的な問題、理論的な話です。治療には医学の理論、物理の法則が関わってきます。それらを利用していくのです。ただし、構造上若い頃に戻せない部分があるため、どうしても注入治療で改善し切れない部分があります。そのような部分は素直に必要な治療に任せます。注入治療で無理なことを押し通そうとしても無理です。その見極めがまた重要です。

実際に治療を行うとなると他にも注意すべきポイントはありますが、上記のポイントを守って治療していけばナチュラルに若い顔に近付いてきます。なぜナチュラルと言えるのかと言うと、若い頃の骨格構造に近付くので見た目の顔も若い顔に近付くから、その顔は自動的にナチュラルと言えます。

ではなぜその骨格構造が本当に若い頃に近いと言えるかというと、様々な研究によって年齢変化による骨格構造の変化がわかってきているから。単純にその変化を戻すようにすれば、それは若い頃の骨格構造に近いと言えます。

そしてなぜヒアルロン酸注入でその骨格構造を戻す治療が可能なのかと言うと、年齢変化による骨格構造変化というのはボリュームロス、つまり減っていくことが主体なので、そのボリュームロスに対して高弾力のヒアルロン酸を注入してあげることで、減ってしまった骨の代わりとなって若い頃の骨格構造に近づけることが可能となったから。ヒアルロン酸注入で、増えてしまったものを減らすことはできませんが、減ってしまったものを増やすことはできます。

今回、あえてくどい言い回しで言ってみましたが、要は色々と勉強すればナチュラルな若返りはもう技術的に可能だということです。この治療を知らない人にとっては知ろうともせずに否定したくなる気持ちもよくわかります。なぜならかつての私がそうだったから(笑)

でも、物事を柔軟に捉え、凝り固まった考えを捨て、新しいものを素直に吸収する心でもって治療を見れば、おそらく何も知らずに否定していた自分をちょっと恥ずかしく感じることでしょう。

ビーズがヘタったヨギボーは補充用のビーズを足すことで新品に近い形、クッションに戻ります。とてもシンプルな事実ですが、顔の若返りにもその要素があります。根本は単純な話です。実際の治療は複雑ですが。

 

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