たれ目院長ブログ 〜気になるシミは消しましょう!ただし…〜

症例写真

レーザー施術

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冬はシミ治療の季節。というのは、紫外線が弱まるから。シミが濃くなる原因に紫外線があります。もちろん他の要因も重なってシミは発生し濃くなるのですが、その中でも紫外線の影響は重大です。シミを消す治療を行う場合、治療中も治療後のケア中も、紫外線の影響が少ないに越したことはなく、そのために冬が最適とされます。

知る人ぞ知るように存在するラベールミラクリニック(笑)ですが、その中でもさらにひっそりとブログ内で紹介している『シミ取り定額治療』、治療経験者の方が紹介していただいたおかげでさらに問い合わせが増えております。長年悩まされたシミがきれいに取れてさっぱりとすると人生変わったと仰られますが、患者様が喜ぶ顔を見るとこちらも喜ばしく、幸せに思います。

ただし、このブログでも何度か述べている通り、レーザーによってすぐ消えるシミとそうでないシミがあります。最も単純なシミは一般的な医療レーザーであるYAGレーザーによって、多くは1回で消えますが、肝斑のように女性ホルモンの影響や慢性的な炎症が関係しているとされるシミはレーザーが無効な場合があるので注意が必要です。

正確に言えばレーザーで一度薄くなったとしてもまた濃くなってくる、いわゆる「戻りジミ」の状態になり易いのです。そのようなタイプのシミにはビタミンCやトラネキサム酸といった内服を中心にピーリングや導入などのリスクの少ない治療を丁寧に重ねていくことで消していきます。さらには皮膚を焼かずにシミを壊していくレーザートーニングというレーザー治療を加えていきます。これは肝斑に唯一効果があるとされるレーザー治療です。

また、YAGレーザーによるシミ除去ができないものの代表的なものとしてADM(深層メラノサイトーシス)のように、皮膚の深い部分に沈着したタイプのシミがあります。アザや母斑などもこの仲間で、YAGレーザーで色素を壊そうとしてもレーザーが届かないため消えません。(YAGレーザーは皮膚表面の浅い部分に沈着したシミを壊すように作られているため奥深くには届きません。)

結局何が言いたいかというと、YAGレーザーで消えるシミかどうかは診察してみないとわからないということ。ご自分でシミと思っていて、勇気を出して受診をしてもそれはYAGレーザーの適さないシミであったりそもそもシミでないこともあります。悩んでいる場合はまずは診せてください。当院は診察も再診も無料です。

それから、例えYAGレーザーで消え得るシミだったとしても、完全に消えるかはわかりません。部品を交換すれば動く機械と違って人は生身の生物であり、反応は人それぞれで同じ人はいません。YAGレーザーを照射した後にケアが不十分だと炎症性色素沈着となることがありますが、例え十分にケアされていても戻りジミとなったりシミが残ることもあります。

私の経験では20〜30人に一人くらいは戻りジミとなる印象があり、これは体質や体調、環境因子などが影響すると思われ、誰がそうなるのか予測できません。それがあるために、シミは本当に消えるのか、消える保証はあるかと問い合わせいただいたり質問されても、最終的に消えるかどうかは照射してみないとわかりません、というようなちょっと曖昧で冷たい返答となってしまいます。

シミが確実に消える治療法があればいいんですが、そのようなものは存在しません。じゃ治療が無駄かというとそんなことはなくて、レーザーにしろ内服にしろピーリング、導入にしろ、それぞれシミを薄くする効果はちゃんとありますので、効果は確実にあります。つまり、確実に消える治療はないですが、確実に色素を壊す治療ではあるということ。「確実」が保証する部分がちょっと違います。大事なのはどんな治療にも一定のリスクはあり、それを理解納得した上で治療を進めることでしょうか。

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シミ取り定額治療(以前の取り放題キャンペーン)

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