5月末頃に自分の顔に注入したヒアルロン酸は、あえて普通では入れない場所と量を注入してみた失敗顔を作ってみました。注入直後の感想と写真はブログで紹介しましたが、その後の経過です。
まず見た目ですが、治療後の腫れぼったい感じは2週間ほど続きました。その後は段々と落ち着いてきて、上の写真は3週間ちょっと経過後の現在ですが腫れた感じは改善しているのがわかると思います。今回使用したヒアルロン酸は特に身体の水分を吸いやすいタイプなので、注入後の2週間程度はやや膨らんだ感じになりますが、その後はご覧のように落ち着いてきます。今ある膨らみは一時的なものではなく、ヒアルロン酸による膨らみです。
右顔面、つまり向かって左反面は少し外よりにしっかりとした量が入っているため、頬骨が張った感じに見えて、顔のセンタートライアングルが崩れてしまっています。左顔面の方は頬骨はすっきりしていますが、目袋が押されて目の下のクマが取り切れずに残ってしまっています。両方とも、この注入ポイントや量では自然な仕上がりにならないため、実際に患者様へ行う方法としては採用できません。もっと研究、工夫を重ねる必要があります。
この顔で過ごしていると、患者様からはよく、左右の顔が違うと言われます。ほんの少しのことなんですが、人間の顔というのは微妙なバランスで成り立っていることを再認識させられます。注入後の現在の顔が見たい方はクリニックにお越しください(笑)。でもしばらく様子をみたらヒアルロニダーゼで溶かしてしまうかもですが。
さて、アラガン社のヒアルロン酸シリーズの新製品がどうやら厚生労働省の承認を取得したようで、近々発売されます。詳細はまたお知らせします。世の中には数多くの製剤がありますが、承認があるというのは一定の安全性や製造流通管理の基準を満たしているということであり、副作用も含めて検査した結果、国がその性質、安全性、効果を認めているという意味であることから、やはり安心感が高いです。それは治療される患者様だけでなく使用する側としても。承認薬がなければ海外から仕入れたものを使うしかありませんが、承認薬がある以上それを使用することが安心、安全基準の一つと考えており、当院では承認薬にこだわって診療していくつもりです。
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ラベールミラクリニック
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