ヒアルロン酸注射を希望される患者様の悩みで多いのは、
1.ほうれい線
2.ゴルゴライン
3.マリオネットライン
となりますが、従来はこれらのシワというか溝の直下にヒアルロン酸を入れて薄くすることをしていました。注入専門クリニックの当院では、これらの症状の原因であるたるみ、ボリュームロスの仕組みを丁寧に説明して、その原因を改善させることで上記のシワ、窪みも消えてくることを説明するとたいてい納得して治療を受けられ、その効果にも納得していただけます。もちろんシワに対して直接注入する方法も行いますが、原因であるたるみを改善させてから行うとかなり自然な仕上がりとなります。
さて次に、皆さんがあまり気付いていないけど指摘して治療してみるとその効果に驚いた部位ベスト3は…
1.アゴ
2.こめかみ
3.鼻下
という感じでしょうか。アゴは顔のたるみが集まる下の部分だけあって、たるみによってかなりラインが崩れてしまっている上に、筋肉が硬くなることによって先端が丸く短くなります。それを少し整えるだけで怒ったような表情が和らぎ、フェイスラインがすっきりとして細い顔になります。専門家から見ればアゴ周りのバランスを整えればいいのに、とすぐわかる人でも意外と自分では気づいていないことが多いです。
そしてこめかみは、年齢とともに凹みが強くなり、たるんだ皮膚によって瞼が重い印象になってきます。こめかみにハリを出すように注入することで、フェイスラインをオーバルのきれいな形へ近付け、さらに瞼が開けやすくなって眼がすっきりと、大きくなった印象になります。同じようにおでこも段々と凹んで平らになってくるので、ふっくらと丸みを出してあげるとかなり若返った表情になります。おでこのヒアルロン酸注入の良いことはそれだけでなく、額のシワもテント効果により薄くなり、瞼のたるみも改善されることで目が大きく、二重もよりくっきりとします。
鼻下はボリュームロスによって縦シワが出てくる場所ですね。ここはボトックスでシワを取ることも有効ですが、皮膚のボリュームロスが大きい場合はヒアルロン酸でしっかりと厚みを出してあげる方が良いです。同時にシワも消えてきますし。
今度はちょっと方向を変えて、最初はそれほど乗り気じゃなかったけどやってみてよかった部位!
1.おでこ
2.唇
3.手
おでこ(額)のヒアルロン酸注入はさっきの気付かない部位でも出てきましたが、年々へこんで男性のようになってしまう額を、少しふっくらとさせて丸みを出すと本当に女性らしくなってかわいくなるんですね。これは、治療を受ける患者様も治療をする私もその変化にびっくりするほど効果が高いです。しかも額ヒアルロン酸の良いところは、他の部位に比べて持ちがいいんです。代謝が遅い場所なので人によっては2年以上持ちます。
唇のヒアルロン酸は何となく敬遠されている方がいますが、年齢とともに薄くなる唇を少しふっくらさせるだけでやはり若々しい元気な表情になります。カニューレという先端が丸い特殊な針を使うので痛みは少ないですし、テレビのタレントで時々あるような大量に入れることは、普通の治療ではしないので膨らんでパンパンになることもありません。
そして、年齢は手に表れると言われるように、手の甲は必要な脂肪が痩せて筋の浮いた状態になります。そこをヒアルロン酸で上手に埋めてふっくらとしてあげることでハリのある手になります。顔はもちろんですが、何かを渡したり受け取ったりする時に差し出す手は意外と人から見られる部分です。
追記:2021年2月2日
このブログを書いてからだいぶ時間が経ちましたが、人気のベスト3や施術してみて良かった部位に大きな変動は無いように感じます。顔の若返りはしたい、という方が積極的に額やアゴに注入したい!、という状況は、少しは増えましたがまだ少ない印象です。
ただ、この時と変わったことはヒアルロン酸製剤の種類が増え、選択肢が増えたこと。特に唇用とも言える非常に軟かくて滑らかな「ジュビダームビスタ ボルベラ」が発売されたことによって、リップの形をよりナチュラルな膨らみでぷるんとした感じにできるようになり、触った感じの柔らかさも元々の唇と比べても違和感が全くなく、それでいてボーダーラインがくっきりときれいに立ち上がり、唇と肌のコントラストもきれいに出るようになりました。
また、「ジュビダームビスタ ボリフト」はボリューマとボルベラの中間的な弾力のヒアルロン酸で、頬の面をきれいかつふわっと仕上げたり口周りのシワも滑らかに伸ばすことができるようになります。
そして、もうすぐ「ジュビダームビスタ ボラックス」が発売されます!
ボラックスはボリューマよりも弾力が高いため、より強いリフトアップをかけるように使用したり、アゴのラインをよりシャープに角が出るように仕上げることができます。鼻は、ボリューマでも十分にシャープに高くできましたが、それもより高く細い鼻スジとすることができます。(陳腐な表現でスミマセン)
ヒアルロン酸注入による治療は広まりつつあり、希望部位も幅が広がりつつありますが、一番変わったのはヒアルロン酸製剤の種類が増え、様々な弾力、性質の製剤を使い分けることでよりナチュラルで質の高い若返り治療、輪郭治療が可能となったことでしょうか。
ちなみにラベールではこれらのアラガン社、ジュビダームビスタシリーズを使用しております。日本国内の正規の承認品であるという事実は何物にも代え難い安心ですし、それ以上に製品の質や持続期間、扱いやすさなどの質が非常に高いことが大きな理由です。
また、ラベールではどのヒアルロン酸を患者様のどの部位に使用するかは、患者様のお顔の状態や治療したい程度に合わせて医師が選択していきます。ヒアルロン酸製剤は弾力が高いほど持続期間は長い傾向がありますが、最新のジュビダームビスタシリーズは持続期間の差は従来のものよりも少なくなっていますし、何より患者様の皮膚やボリュームロスの状態に合わせて治療することが大切です。最適な製剤を選択しないと違和感のある仕上がりとなってしまうリスクがあるためです。そこは注入治療専門クリニックの医師を信頼してお任せください。
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ラベールミラクリニック
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