院長ブログ ~ヒアルロン酸を溶かす~

新井院長

ヒアルロン酸注入が安全だと言われる理由として、ヒアルロン酸は体内で代謝されていずれ吸収されるとこと、もし問題が発生してもヒアルロン酸を溶かす薬があること、という2点がよく言われます。万が一の際に元に戻せる手段があるということ、それが安全に治療を行う重要なポイントになります。もちろん、せっかく入れたヒアルロン酸を溶かすのはもったいないので、そのようなことにならないように綿密に計算し、良質なヒアルロン酸を使って施術したいものですね。

ヒアルロン酸を溶かす薬はよく「ヒアルロニダーゼ」と呼ばれますが、少しだけ注意が必要です。ヒアルロン酸を分解する量は厳密に計算できるわけではないので、ヒアルロン酸注入後の微修正、形成には向いていません。ヒアルロニダーゼを使う時は、注入したヒアルロン酸を無かったことにする、ぐらいの気持ちで施術を受ける方がいいかもしれません。もう一つは、一般的に出回っているヒアルロニダーゼはウシや羊由来の成分のため、アレルギーが少なくないということ。このアレルギーは、軽いものですと赤みや腫れが出るくらいで、数時間から数日でひいてくるか、ステロイドなどの追加治療で症状が改善してきます。重症になると、顔全体がむくんできたり、全身のアレルギーにまで発展し、蜂に刺されたようなアレルギー反応まで起こることがたまにあります。

ヒアルロニダーゼの良いことばかりしか見ないとこういった重症アレルギーに対する処置が遅れてしまうこともあり、医療者であれば常に頭の片隅に置いて治療にあたることが大事です。そのため、ヒアルロニダーゼを使用する際は、まずは皮膚の浅いところで薬の反応をみるテストを行い、そこで反応が出てしまったらそれ以上の投与は絶対に行いません。皮膚テストで問題なくても実際に注射するとアレルギー反応が出てくることもありますから油断はできません。

もちろん、重症なアレルギーはそう簡単に起こるものではなく、実際にはヒアルロニダーゼはよく使われています。大事なのは重症な反応が起こり得ることへの心構えと、実際にそのような場合に対処できる薬の準備をしておくこと。例えそれらの準備が活躍することなく終わってもそれはむしろ良いことですから、保険をかけておくにこしたことはありません。

ラベールミラクリニックでは、私の強いこだわりにより安全に特別な配慮をして診療を行っています。安全性が高くても効果が無かったりコストがかかりすぎては皆さんに治療を受けてもらうことが難しくなりますが、いくら安くても、効果があっても、安全性が損なわれては結果的には満足する治療とはならず、医療の本質からも外れていると考えます。その安全性と効果、コストのバランスが難しいところですが…。当院ではヒアルロン酸を使ったたるみ治療、アンチエイジング治療を得意としているので、それとセットになるヒアルロニダーゼも特別なこだわりがありました。一般的なウシや羊由来のヒアルロニダーゼではどうしてもアレルギーのリスクが高くなるため、探しに探してヒト由来のヒアルロニダーゼをアメリカから直接仕入れました。同じヒトからの成分でできたこの薬は、アレルギーのリスクが格段に少なく安全性が高くなっています。問題点はそのコストでしょうか。普通のヒアルロニダーゼに比べて20倍近い価格となりますが、そこは安全にこだわるクリニックとして、仕入れ価格の高さには目をつぶって採用しました。経理担当の事務長にはブツブツ言われましたが、そこは一歩も引かず!

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ラベールミラクリニック

〒460-0008

愛知県名古屋市中区栄1-3-3 ヒルトンプラザB1

052-253-8155

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