院長ブログ ~ヒアルロン酸注入で本当に膨らんだ顔にはならない?~

先生写真

若返りたい、でもヒアルロン酸注射はちょっと怖いという方は、

「膨らんだ顔にならないか」

ということを最も気にされています。その次に「注射しても無くなっちゃうんでしょ?」「価格が高いのでは…」と続きますが、一番気になる膨らんだ顔になる心配というのは、最新の治療法ではそうはなりません。

 

従来の表面に注入する方法では量を多めに入れてしまうとたしかに膨らんだ顔になっていました。また、表面が凸凹した感じにもなってしまう恐れもあり、実際にそうなってしまった人の例を見てヒアルロン酸は不自然になってしまう、という印象を持っていると思います。しかし、表面を膨らますだけでは顔全体のたるみ、老けた印象を改善できないことはわかっていて、最先端の治療法ではそこに科学的な根拠を持ってアプローチします。

 

顔の老化現象はたるみだけでなく、必要な脂肪や筋肉、骨の委縮、それから不必要な筋肉の硬直によって総合的に老けた顔が出来上がっています。それによってできた法令線やマリオネットラインだけを埋めても顔全体の印象は改善しません。最新の注入治療では、顔の皮膚を支えている靭帯が伸びることがたるみの原因であるので、まずはその靭帯を適正なリフト力を持つヒアルロン酸で持ち上げるように注入して、たるみを引き上げます。この方法では、1カ所に注入するヒアルロン酸は0.1~0.2ccとごく少量なので、顔を大きくする作用はありません。

 

次に、筋肉が硬直してしまうことにより短く、丸くなる顎を少し形を整えて、フェイスラインをシャープにします。これも0.2~0.3ccほどのヒアルロン酸を、筋肉よりも深く注入するため顔が膨らんだ印象になることはありません。それどころか、たるんで外側に広がった頬が内側へ引っ張られてリフトアップされることにより、フェイスラインがシャープに、顔が細くなります。

 

土台としてのリフトアップ、フェイスラインをシャープにしたあと、最後に顔の窪んだ部分のボリュームを戻してあげます。それは人によって違いますが、目の下の窪みであったりこめかみや頬であったり、意外と額や唇も薄くなっていると老けた印象になります。ベースとなる皮膚がしっかりとリフトアップされている状態で上手にボリュームを改善させてあげると、少量でハリのある元気な顔になります。表面に注入するだけのいわゆる膨らんだ顔にはなりません。

 

このヒアルロン酸治療は体験してみるとその効果に驚きますが、実際に見てみないと言葉だけでは、本当に?、と思うのも無理はありませんので、当院ではモニター患者様の治療例を写真で見ていただけるようにしています。もちろん写真は全く修整していません。実際の症例を見てもらわないと意味がないですから。

 

さらに当院では、写真だけではなくて目の前で治療やそれによるリフトアップを見ることができるクリニックツアーを定期的に開催しています。参加費は無料で、アンチエイジングに興味はあるけどどのようなことをしてどれくらい良くなるのか見てみたい、という方を招待しています。興味ある方はお気軽にお問い合わせください。

 

私自身、数年前までのヒアルロン酸治療からこれほど劇的に進化するとは思っていませんでした。老化のメカニズムを解剖学的に追及した最先端の治療法と、それに厚生労働省承認のアラガン社ヒアルロン酸、ボリューマの組み合わせは治療効果や安全性を一気に進歩させただけでなく、若返るためにはシワの一つを診るのではなく顔全体を診る、「トータルフェイシャルトリートメント」という概念の画期的な治療を生み出しました。今後は新たなヒアルロン酸製剤が発表されると思われ、それによってより自然に、違和感のない若返りが可能になると期待しています。

 

 

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ラベールミラクリニック

〒460-0008

愛知県名古屋市中区栄1-3-3 ヒルトンプラザB1

052-253-8155

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