自然な仕上がりでアンチエイジング効果の高い注入治療ですが、メスを使わないとはいえ注射するための針は必要です。ボトックスの場合は水に近い粘度の薬ですので、髪の毛に近いような特殊な細い針を使うことでかなり痛みを軽減することができます。ヒアルロン酸はジェル状の物質のため、あまりに細い針だと通らないのである程度の太さが必要になります。
さて、誰しも注射は痛くて嫌なものですね。針の痛みを我慢して、それ以上の効果を得るのが医療であり、逆に言えば医療でしかそれは許されないわけです。しかし痛みはできるだけ少ない方がいいことは間違いありません。当院で使用しているアラガン社のヒアルロン酸は痛み止めの成分が加えられているので、注射後の痛みは少ないですが、最初の針を刺す痛みはどうしても避けることができません。その痛みすらも抑えることができれば、痛くない注射へと近付くことができます。
注射の痛みを和らげるためには様々な方法があります。注射の前に氷で冷やしたり、麻酔クリームを塗って表面麻酔をかけたりもしますが、顔の痛覚神経に麻酔することで痛みを無くすこともできます。丸いおでこをつくる処置も、額に広がる神経に麻酔をかけた上でヒアルロン酸を注入していきます。顔の痛みをとる麻酔は「ブロック麻酔」と呼ばれる局所麻酔で、顔のどの範囲に麻酔を効かせるかで方法が変わってきます。ちゃんと麻酔を効かせるためには医師の技術がある程度必要になってきます。痛みに強い方や注入治療に慣れている方はいいですが、痛みに弱いという方は遠慮なくご相談ください。
当院では他にもカニューレという、先端が丸くなっている特殊な針を用意しています。針代として3000円かかりますが、このカニューレを使うことで痛みを減らし、皮下出血のリスクも抑えることができます。私はもともと麻酔科医、外科医であった経験を生かし、同じ治療でもできる限り痛みや出血を抑え、患者様の負担が少なくなるように施術することを心がけています。そのために海外から特殊な針を取り寄せたり、技術の必要なブロック麻酔を駆使することは、患者様のためを思えば労力惜しむことではないかなと思っています。
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ラベールミラクリニック
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