Thinning Hair薄毛

薄毛女性

薄毛になる原因

薄毛イラスト

男性に多い薄毛は、研究により男性ホルモンが大きく関っていることがわかってきました。男性ホルモンが変化した物質が髪の毛の成長を乱すことで髪の毛が細くなり、抜け毛が増え、ついには薄毛が進行してしまいます。
それに加えて栄養不足、紫外線の影響により頭皮が硬くなり、高血圧や糖尿病などの疾患によって、頭皮への血流が阻害することで毛根への血流が悪くなり、元気な髪の毛が作られなくなっていきます。

薄毛の種類

・AGA

生え際後退

男性ホルモンが関係する薄毛、抜け毛のことを指します。一般的に頭髪が減少する場合はこのタイプに属し、治療による改善が期待できるものとなります。頭頂部または前頭部から症状が進行し、発症は50代が多いですが、時に20代から発症することもあります。

・円形脱毛症

円形脱毛症

ストレスや精神的疲労により局所的に発生する脱毛症のことを指します。治療は原因となる疲労、心理的なストレスを取り除くことであり、AGAの治療は適しておりません。

・病気による脱毛症

後頭部

甲状腺疾患やその他脱毛症を引き起こす疾患があり、その場合は全体的に薄毛が進行していきます。抗癌剤にも副作用として脱毛を来すものがあり、抗癌剤治療が終了しても改善するのに数年かかります。

男性の薄毛治療

ほとんどがAGAであり、原因となる男性ホルモン、栄養不足、頭皮環境、基礎疾患、のそれぞれに対処することで症状の改善が見込めます。

治療に必要な成分

・フィナステリド

男性ホルモンの頭髪の毛根に与える悪い影響をブロックします。副作用として意欲減退、多毛症があり、症状に合わせて服用量を調節することが必要となります。

・ミノキシジル

頭皮の血流を促進します。高血圧の治療中の方、逆に低血圧症の方は内服する場合に注意が必要です。
フィナステリドとミノキシジルを組み合わせることがAGAの治療として効果的ですが、それぞれに副作用があります。一般的に使用される薬では効果と副作用のバランスが悪いため、当院では成分量を見直して副作用の発生を抑え、さらに頭髪に必要なアミノ酸やミネラルを配合した治療薬を使用しています。

女性の薄毛治療

生え際注射

男性ホルモンが少なく女性ホルモンの多い女性は男性ほど薄毛になることはありません。しかし、年齢とともに女性ホルモンが減少すると相対的に男性ホルモンが増加することになり、髪の毛が細くなる、またはボリュームが減ったというような症状が起きてきます。女性の薄毛の場合は男性とは異なり、男性ホルモンをブロックする成分ではなく女性ホルモンの働きを増やす薬を使用します。頭皮への血流を改善するミノキシジル、栄養となるアミノ酸やミネラルを補給することは同じです。

アンチエイジング的薄毛治療

頭皮

薄毛、生え際の後退は言うまでもなく年齢を感じさせる症状だけでなく、美肌に拘らない男性においても大きな悩みであり、時にコンプレックスとなって積極的な行動の妨げとなります。AGAの原因がわかり、それに対する治療がある現在、早期に治療を開始することでより早い改善が期待できます。
女性では髪の毛が完全に抜けてしまうことは少ないですが、頭皮を中心にボリュームが減ってしまうことで見た目年齢を加速させます。このFAGAとも呼ばれる女性の薄毛は治療することで髪のコシが強くなり、毛量が増えることで頭髪にしっかりとしたボリュームが出て、人に若く元気な印象を与えます。また、毛乳頭にあるメラノサイトの働きも改善させることで白髪も改善されてきます。