male-chauvinism男性のシミ

男性のシミの特徴

女性ホルモンの影響がほとんどない男性のシミは、ほとんどが単純なシミです。肝斑やADMの割合は少ないため、シミ除去の代表的な治療であるYAGレーザーにより短期間でシミが消える可能性は高く、治療効果が高いとも言えます。

シミを消すことはできるのか?

多くのシミはレーザー治療により短期間での改善が見込めます。ただし、男性の場合にはシミと思っていても脂漏性角化症や老人生疣贅老人などの角質病変であることも多く、その場合には別の治療が必要となります。また、女性よりも少ないとはいえ肝斑やADMなどのような複雑なシミであることもあり、その場合にもYAGレーザーとは異なる治療を組み合わせる必要があります。

シミの種類

専門的に分類すると多くの種類がありますが、治療現場においてシミを分けて考えると、YAGレーザー治療で除去可能な単純なシミと、肝斑を代表とする炎症性のシミ、後はADMのような皮膚の深い層にあるシミです。現実的には全てのシミがこれらの3種類にキッパリと分類できるわけではなく、それぞれの中間にあるようなタイプのシミもあり、治療の選択が重要となってきます。

シミができやすい部位

紫外線、乾燥、摩擦などの刺激が加わりやすい頬、頬の外側、目周りが好発部位となります。ただし体質、遺伝の影響も大きく、顔のどこにでもできてきます。

シミの治療方法

レーザー治療

単純なシミはYAGレーザーで除去することが可能です。レーザーを照射するほど濃くない場合、ビタミンC、トラネキサム酸の内服、ピーリング、導入治療などの美白・美肌治療を組み合わせることで肌質を改善させながらシミを薄くすることも可能です。肝斑やADMに対しては、YAGレーザー治療を施しても炎症性色素沈着、いわゆる戻りジミの状態になりやすいため、ビタミンCを取り入れながらピーリング、導入といった美白治療をベースにレーザートーニングなどの適切なレーザーを最適に組み合わせる必要があります。

料金

YAGレーザー 1ショット2mm大 ¥1000

シミを覆うまで照射していきます。施術前に必要ショット数の見込みをお伝えします。

サリチル酸マクロゴールピーリング ¥18800

エレクトロポレーション(導入治療) ¥12000

レーザートーニング ¥18800

高濃度ビタミンC ¥3000

トラネキサム酸内服 ¥3000

ハイドロキノン配合クリーム ¥2000

トラネキサム酸配合クリーム ¥2500

症例

シミと盛り上がった脂漏性角化症が混在する典型的な男性タイプの肌です。色素の沈着であるシミはYAGレーザーで薄くし、俗にイボと呼ばれる脂漏性角化症はCO2レーザーで削るように除去することで短期間で改善することができました。施術後1ヶ月経過時のアフター写真なのでまだ赤みや薄いシミが残っていますが、これらは時間とともに薄くなっていきます。術後のケアを継続し、ピーリングやレーザートーニング等の適切な治療を加えていくことでより早くきれいにすることも可能です。

よくある質問

Q.男性でも日焼け止め、保湿ケアはした方が良いですか?
A.もちろんケアした方が良いです。日焼けが全てダメというわけではありませんが、シミ、肌荒れ野原因となる紫外線の影響は少ないに越したことはありません。また、保湿も大事ですが、女性に比べて皮脂が多い傾向にある男性は、正しい洗顔でしっかりと皮脂や汚れを除去した後に肌の状態に合った保湿方法を選択することが大事です。

Q.毎日ビタミンCを摂取したり日焼け止めを塗るのが面倒です。簡単な対策はありませんか?
A.毎日のケアが手間と感じる方はクリニックでの治療を行なってください。男性タイプのシミはYAGレーザーが有効であることが多く、半年から1年に1回まとめてYAGレーザーで除去する方法でもシミを薄くしていけます。また、月に1〜2回程度の頻度でピーリング、レーザートーニング治療を行うだけでも十分シミを薄くして肌の状態を改善することができます。

Q.ある程度年齢重ねたらシミは仕方ないと思うけど治療した方が良いの?
A.シミに限らず美容医療は必ずしも絶対必要な治療ではありません。しかし、治療された男性からは予想外に良かった、肌がきれいになると楽しいもんだね、と感想をいただきます。同様にリフトアップ治療、若返り治療も、やってみると若返ることは嬉しいことだとわかった、女性だけのものにしておくのはもったいないね、と、美容医療の楽しさに気付く男性が増えています。