注入オタク院長ブログ 〜専門家、プロの技②〜

専門家の技術に驚かされることは色々ありますが、最近の肌の治療に関してもそうです。特に、肌育と俗に呼ばれる領域、そしてシミや肝斑を含めた美白の治療。

肌育というのは俗称であり、具体的には皮膚の線維芽細胞を刺激してコラーゲン増成を促し、皮膚に本来の潤いと張りを取り戻す治療の総称というイメージで捉えていますが、肌を育てるという意味は個人的に面白いと考えています。本来の機能を失った皮膚は、老いも病気と考えれば病気と言えるのかもしれませんが、機能が低下している、年齢によって衰えていると考えると治療の方向性としては機能の活性化、かつての元気を取り戻すような方向であり、時間をかけて治療していくことも考えると育てるという表現はなんとなく腑に落ちる部分があり、言い得て妙だなと思います。医学的にはリジュビネーションと呼びますが。

そんな肌育の治療は、レーザーや高周波など機械を使ったデバイス治療が進化していて、お互いに鎬を削りあっています。学会や各種情報を見ていると、今の肌育治療は、

・高周波(RF)

・超音波ハイフ(HIFU)

・注入治療(ECM製剤、ヒアルロン酸等)

の三つを組み合わせて行うのが標準的になりつつある様子で、どれか一つだけで十分とは考えないようです。

しかし、この三つを受けていれば良いというほどコトは単純ではなく、それぞれのジャンルにおいても複数の種類や考え方があり、非常に複雑になっています。高周波(RF)の機械だけでも、

・サーマクール

・サーマジェン

・ポテンザ

・ボルニューマ

・シルファーム

・ザーフ

などのように一度は聞いたことある機械だけでもこれ以上の数があり、それぞれに周波数の違いや針の有無、パルスの違いなどなど特徴があります。

高周波の機械だけでも複雑なのに、そこに組み合わせるハイフにも同様にたくさんの種類があり、さらに注入系にいたっては、

・ヒアルロン酸(非架橋)

・ヒアルロン酸(架橋)

・PN製剤

・コラーゲン

・PDA、PDLLA…

・PRP

などなどと、これまた複雑怪奇な状況になっています。そして例によってそれぞれに特徴があり、メリットがあればデメリット、リスクも異なる、という。

これだけ複雑な治療を、ちゃんと正しく適切に使いこなすには、機械や製剤のことを熟知していることはもちろんのことですが、肝心の皮膚について詳しくないと適切な治療が行えません。となると、ここはやはり皮膚科の領域。皮膚科学をどれだけ勉強しているかが大きく影響してきます。

医師たるもの勉強することで技術や知識を習得できる、と思っていますが、専門家とされる人達に追いつくには大変です。簡単に追いつけないから専門家であり、追いつくために勉強している間に専門家、先輩方はより高みへ行ってしまうので結局は追いつかないことも。だからといって勉強しないわけにはいきません。

何が言いたいのかというと、皮膚科の先生の皮膚に関する知識は相当なものです。当たり前ですが。皮膚科でないドクターは、勉強することである程度の知識は獲得できますし、レーザーやデバイスを扱う治療も経験することでしっかりと効果を出せます。しかし、ある程度の治療はできたとしてもそれは皮膚治療の部分的なことをしているだけで、そこから少し外れたことになるとやはり知識、経験が足りない、皮膚を包括的に治療することがいかに難しいか、ということを感じさせられることが最近よくあります。

ラベールでもかつてはシミ治療を行なっていました。限定されたシミ治療であればYAGレーザーを適切に照射することで確かにシミは綺麗になっていました。勉強することである程度適切な医療として行えていたと思いますが、皮膚の問題はシミだけではありません。シミの種類だけでも数えきれないのに、シミに適切な治療を選択するだけでなく皮膚の状態を根本的に改善するには知識もデバイスも十分に準備しておかなければならず、最新の治療についていくには設備的にも不十分と判断してシミ治療は取り扱いをやめて、得意なヒアルロン酸注入治療により専門的なクリニックとしました。

肌育を専門的に行なっているクリニック、ドクターの知見は相当なものです。デバイスの特徴のみならず、高周波の物理的特性まで考えて、そこに皮膚の解剖、組織構造を組み込み、どの機械をどのタイミングでどのように使用すべきか、デバイス治療の前に皮膚を温めるべきか冷やすべきか、科学的に検証しながら治療を細かく分けて組み合わせてプランニングする様子を見ていると、これはやはり専門家の領域だなあと感じます。

そしてまた結果が素晴らしい。専門家による専門的な治療の結果は当然ですが非常に良いものとなります。専門家でなくても同じ結果を出すことはできるでしょうがその違いは安定性です。結果にバラつきがある中での良い結果ではなく、安定して良い結果に導けること、そしてその判断の速さと正確さの違いが専門家の治療の特徴かなと感じます。

専門家の技や考え、リスク管理は目に見えない部分が多く、ここではとても書ききれません。その知識、技術、技を余すことなく享受するには、答えは簡単で、専門家に診てもらうことです。皮膚のことは皮膚科のドクター、またはカスタマイズ治療研究会で勉強されているようなドクターを優先的に頼ると良い、今後ますますそのような流れになる気がしています。

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