たれ目院長ブログ 〜乾燥肌の人は正しい保湿を〜

ヤンセンボディクリーム

乾燥肌の季節です。日本は四季を楽しめる良い国ですが、そのかわり夏は日焼け、冬は乾燥対策が大事ですね。

乾燥肌の原因はだいぶ解明されてきています。保湿力というのは皮膚が水分を保持する機能であり、その水分の多くはセラミドと呼ばれる細胞間脂質によって保持され、残りは角質の細胞内にある天然保湿因子によって蓄えられています。細胞間脂質は脂であり、水と交わらないため、脂質と脂質で水を挟むようにサンドイッチして捕まえています。これがよく聞く「ラメラ構造」。

それに対して天然保湿因子は細胞内で直接水分を捕まえる成分で、一つの成分だけでなく色々なものがあります。よく保湿には尿素クリームが良いと言われますが、尿素も天然保湿因子の一つであり、要は皮膚の保湿力を上げるための成分の一つということです。

皮脂が水分保持に関わるのは数%程度と言われています。皮脂は、脂が皮膚を覆うことによって外敵の侵入を妨げたり、皮膚バリア機能の一部として重要ですが、水分を蓄えるという意味ではあまり重要ではありません。油分のあるもので皮膚に蓋をして水分が逃げるのを防ぐのはやや古い考え方の保湿であり、本当の保湿力向上のためには全然足りません。いくら高級なオイルであろうと、ちゃんと保湿力を上げる成分が入っていなければ同じです。

私自身、かつてはかなり強い乾燥肌に悩まされていました。もともと乾燥しやすいのに病院や当直室など常に乾燥しているところにいたため、いくら保湿クリームを塗っても全然良くならず、ひどい時には乾燥した肌がひび割れ、裂けて小さなかさぶたとなり、それがまた裂けるのを繰り返すという有様。オイルも色々なものを試し、高級オイルのアルガンオイルを贅沢に使ってみたり、時にはサラダ油を試しに塗ってみたり(笑)

効果があっても完全に治るまではなく、ある程度改善はするけど乾燥する感じ、それによって出る痒みなどは抑えきれませんでした。もちろんヒルドイドクリームもすでに試したあとです。ネットでは魔法の美容液のように言われていますが、さすがのヒルドイドも保湿成分としてはそれほど重要な成分が含まれているわけではないので、私の乾燥肌には太刀打ちできず。

最終的にたどり着いたのが今使っているヤンセンコスメティクスのACEボディクリーム。ACEは肌ビタミンと言われるビタミンA、C、Eを豊富に含んでいることを意味していて、医薬化粧品を開発していたヤンセンコスメティクスの名に恥じぬ高い保湿力、肌の回復力を誇ります。

ヤンセンボディクリーム

実際、かさぶたもできるほどカサカサだった二の腕にこのクリームを塗り始めると一週間もしないうちにしっとりとした肌に戻った時にやられました。これ、すごいなと。実際、このボディクリームを塗って24時間後にシャワーで流した時、ややヌメっとした保湿層を感じます。その瞬間に、このベールでしっかりと保湿されていたんだなと気付きますが、塗ってしばらくするとサラッとするのでべとつく感じはありません。

このヤンセンコスメティクスはまだ日本での認知度は無いに等しいほどですが、こだわり抜いた製品は知る人ぞ知る名品。売上だけを求めて安売りしたり拡大しようとしていないのはなんとなくラベールミラクリニックに通じるところがある気がします(笑)

ちなみにヤンセンと聞くと医療関係者はあのヤンセンファーマか、とほぼ皆さん驚きますが違います。あのヤンセンファーマとは全く関係のないオリジナルの「ヤンセンコスメティクス」です。ドイツではヤンセンという名前はありふれた名前だそうで、日本における鈴木、佐藤のようなイメージらしいです…

 

 

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