たれ目院長ブログ ~ほうれい線治療のステップ2~

骨格ビジュアル

昨日のブログではほうれい線治療にはまずリフトアップを、次いでほうれい線への直接治療とまとめました。実はほうれい線治療はこれだけでは足りなくて、深いほうれい線を消そうと思うと次の段階があります。ほうれい線治療のステージ2では、

①小鼻横の骨萎縮による落ち込み(溝)を改善

②口周囲の薄くなった皮膚をふっくらとさせる

上の二つの治療が有効になってきます。

 

ほうれい線は頬のたるみによって現れてくる、と言いました。最大の原因はたしかに頬のたるみですが、ほうれい線の上の方は土台となる骨が薄くなることで皮膚が沈み込み、より深いシワとなります。また、中段から下方にかけては、上口唇周囲の皮膚が薄くなってしまうことにより頬の厚みとの差が大きくなり、ほうれい線をより目立たせてしまいます。(下図の青色エリアのボリュームが減り、赤エリアとの段差が大きくなる。)

 

 

 

治療法はそれぞれ少し異なります。ヒアルロン酸を使用するのは同じですが、①に対しては萎縮して無くなった骨の代わりに土台となるように深く注入します。骨のある位置まで正確にヒアルロン酸を注入するのは高い技術が必要であり、ドクターによっては行えない場合もあります。

 

 

②の治療は、ヒアルロン酸を皮下の脂肪層に広い範囲で少しずつ注入して、皮膚に厚みをもたせてあげます。ここがふっくらとすると、口周囲にできる縦シワが伸ばされて改善する効果もあります。ただし、鋭い針で注入すると広い範囲を何度も刺さなければならず、痛みが強くなる上に皮下出血の確率も上がってきますので、当院では先端が丸い「カニューレ」という特殊な針を使って、一カ所から広い範囲に負担少なく、きれいに注入していきます。

 

 

 

以上、ほうれい線を徹底的に消すようなアドバンストな治療でした。ただし、この治療はあくまで最終段階の治療であり、ほうれい線の改善にはその原因となるたるみを治すのがまず最初の治療だということを忘れてはいけません。しっかりとリフトアップ治療をして土台を整えるだけで自然とほうれい線は薄くなり、その次の段階としてほうれい線への直接治療を行うと、より効果的に消え、顔全体の印象も違和感なく若返ります。ほうれい線をなんとかしたい時はまずリフトアップから!

 

 

 

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ラベールミラクリニック

〒460-0008

愛知県名古屋市中区栄1-3-3 ヒルトンプラザB1

052-253-8155

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