先日、産休中のスタッフが赤ちゃんを抱いてクリニックに来ました。生後3か 月!恐る恐る抱っこさせてもらいましたが、かわいいですね~!挨拶のお菓子までいただきました。お気遣いありがとうございます。おかきとチョコが組み合わ されたお菓子で、おいしいし、辛いのと甘いのが交互にくるのでやめられない危険なお菓子ですね(笑)
さて、当院では他院で注入したヒアルロン酸の修正は基本的には受けません。他院で注 入した場合、ヒアルロン酸製剤の種類や注入量、部位などが不明だからです。ヒアルロニダーゼはヒアルロン酸の入っているところに注入しないと効果が薄いで すし、アレルギーのリスクがあるため闇雲に使うは避けたいところです。ただ、ヒアルロン酸製剤の種類や量、部位などの詳細がある程度わかっている場合や、 診察してわかる場合にはヒアルロニダーゼ治療を行っております。
先日は他院で注入した直後の患者様がヒアルロン酸を溶かしたいと相談に来られまし た。診察してみると、たしかにバランスがおかしくなっていて、なんでこの場所にそれだけの量を入れてしまったのか不思議なくらいです。ドクターとしっかり と相談して決めたのかを患者様に聞いても、そんなに話はせずに治療に入ったとのこと。私は必ず患者様としっかり話をしてから治療に入るので、あまり説明も なくパパッと治療してしまうのは信じられませんが、そのようにしているクリニックがあるのも現実です。
今回は治療の詳細がわかり、診察で注入方法もわかりましたのでヒアルロニダーゼによ る治療を行えました。ヒアルロニダーゼの治療の注意点は主に2つ。アレルギーのリスクがあるため必ず皮内テストを行って注射しますが、それでもアレルギー が出てしまう可能性があること、それから溶かす量をコントロールすることは難しいためヒアルロニダーゼで形を整えることは考えない方がよい、ということで す。
ヒアルロン酸は細かく注入することで微細に形を整えることができますが、ヒアルロニ ダーゼはちょうどよいところでストップ、というわけにはいきません。そのため、一旦は気にならない大きさまである程度溶かして、形を整える場合には再度ヒ アルロン酸を注入する、という順番で行うときれいに仕上がります。
以前にブログで紹介したように、当院で採用しているヒアルロニダーゼを使ってどの程 度溶けるかを実験したことがありました。その結果から、ヒアルロン酸とヒアルロニダーゼが理想的に混ざった場合に溶ける量をある程度計算できます。それを 元に、必要以上にヒアルロン酸を溶かし過ぎない量を計算して注射しています。ヒアルロニダーゼで形を整えることは考えない方が良いと言いましたが、そうは 言ってもできることなら溶かしながらもある程度の形にできたら嬉しいものですので、私はなるべく適正な量を計算して提案します。過剰に投与するのを避ける ことでアレルギーのリスクを下げる狙いもあり、その上患者様にとっては無駄な出費を無くせるメリットもあります。
今回の方は3日後の経過観察で最適な大きさになっていることを確認しました。ヒアル ロン酸を注入してからまだ日が浅かったこと、注入量が正確にわかっていたことなど、良い条件がそろっていたこともあると思います。患者様からは大変感謝さ れましたが、私としては患者様の悩みが改善し、最初に来られた時の落ち込んだ顔が明るくなったことが嬉しいことです。
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ラベールミラクリニック
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