Pore毛穴

毛穴

毛穴が開く原因

人の皮膚には皮脂と呼ばれる自分自身で分泌するオイルがあり、それによって乾燥を防ぎ、外的刺激の侵入を防ぐ皮膚バリアが形成されます。皮脂は皮脂腺以外にも毛穴の奥から分泌されます。皮膚を守るはずの皮脂が上手に分泌されて流れ落ちないと皮膚のゴミと合わさって毛穴に角栓として詰まります。その状態が続くと毛穴の周囲に炎症が起こり、その炎症が繰り返された結果、毛穴の周囲の皮膚が角化して硬くなり、毛穴が開いていきます。

毛穴イラスト

また、年齢や乾燥によりターンオーバーのサイクルが乱れて皮膚が厚くなってきますが、毛穴の上には皮膚はないため毛穴の周囲が盛り上がった状態になります。そうなると凹んだ部分が目立ち、本来の毛穴以上に大きく見えてしまいます。イチゴ鼻と例えられるように、皮膚のざらつきがあると、毛穴をより大きく見せる作用があります。

毛穴の開きやすい場所

毛穴の位置イラスト

皮脂の分泌が多く、紫外線や乾燥の影響を受けやすい部分は毛穴が開きやすい場所です。具体的には、鼻、目の下の頬、額、あとは意外と口の周りです。アゴの外側といった、比較的皮脂のバランスや保湿状態が良い部分は毛穴の開きがないので、自分の顔の中でも比べてみるとわかりやすいです。

クリニックでできる治療

毛穴の開きは、一つの治療で短期間に改善させるのは難しい症状です。当院では毛穴の治療に特化したメニューをそろえており、組み合わせることでしっかりと改善させるプランがあり、自信を持ってオススメします。

・ケミカルピーリング

ケミカルピーリング

分厚くなった角質を除去するとともにターンオーバーを改善させるケミカルピーリング治療は美肌の基本治療として必須であり、毛穴の開き等も改善させます。

・カーボンピーリング

カーボンピーリング

カーボンローションを毛穴に浸透させ、そこにレーザーを照射するカーボンピーリングは、毛穴の角栓を除去し、毛穴を中から熱で刺激することで毛穴をしっかりと引き締めます。

・ヒアルロン酸エレクトロ導入オプション(グリシルグリシン)

施術

肌に栄養を浸透させるエレクトロ導入治療のオプションであるグリシルグリシンは、毛穴の角化して硬くなった部分に作用し、柔らかくほぐして毛穴の開きを改善させます。

皮膚は適切な治療、ケアを施すと思っている以上に早く良くなりますが毛穴の開きは最後まで残る悩みです。毛穴に特化した上記の治療を定期的に施すと、3~6カ月で改善されてきます。

洗顔で大事なこと

洗顔

洗顔は皮膚の汚れ、邪魔な角質、角栓を落とすために大切なことですが、洗顔の方法が適切でないとかえって逆効果になることもあります。正しくは洗顔料をしっかりと泡立てて、泡で顔を擦るようにして洗います。洗い流す前に1,2分ほど泡でパックするのもいいことです。ついやってしまう方が多いですが、原液のまま顔に塗り、手で肌に触れながら洗ってはいけません。洗顔料は泡の状態で洗浄力を発揮しますが、泡立てないと皮膚への刺激が強くなり、それに加えて手が直接皮膚を擦るような洗顔は肌への刺激をさらに強くします。1回で差が出るほどではありませんが、そのような刺激を繰り返すと皮膚が徐々に肥厚し、ざらついた肌になります。
そして洗顔や入浴後はすぐに保湿剤、美容液を塗って乾燥を防いでください。

毛穴の開きを予防するために

角栓を除去するための丁寧な洗顔はとても大事です。他に毛穴の開きを予防するためには、クレンジングも低刺激のものにこだわり丁寧に行ってください。また、紫外線や乾燥は皮膚が分厚くなって毛穴を大きく見せる原因となりますが、長期的な影響による変化のため日頃からの紫外線対策が重要です。紫外線の強い夏などは、外出しない日であっても反射光を防ぐために軽い日焼け止めを使用するなど、化粧よりも日焼け止めに気を遣うくらいの気持ちが肌の老化を抑えます。

当院で取り扱っている日焼け止め

当院では高保湿タイプの日焼け止め、ドクターズコスメとして美白作用のある日焼け止めを取り揃えています。

カプレーブ

カプレーブ

皮膚の保湿構造であるラメラ構造により、水分を捉えたまましっかりと紫外線をカットします。一般的に日焼け止めは肌が乾燥しますが、この製品は塗った後のつっぱり感がなく、しっとりと保湿された肌を保つのが特徴です。