選択には判断材料となるイメージが必要

突然ですが、飛行機のファーストクラスに乗ったことはありますか?
私はありません。いつか乗ってみたいなとも思いますが、もし今そのお金があったら、ファーストクラス1回よりもエコノミークラスで2回、3回どこかに行けることを選んでしまう気もします。

人によって、同じお金があったとしても、1回の旅でいいから飛行機はファーストクラスでゆったり楽しみたいと思う人もいれば、いやいや私はいろんなところに行きたいし、飛行機なんて寝てればすぐつくし、ご飯とか食べなくてもいいと考える人は飛行機はエコノミークラスにしてその分2、3回旅にでかけたいと考えるでしょう。

この選択は、ファーストクラスとエコノミークラスの値段の違い、サービスの違いなどをイメージできるからできる選択だと思います。
さらに、目的地などがしっかりしてれば、それも選択する際の材料になると思います。
例えば、目的地が韓国なら近いしとエコノミークラスを選ぶ人もいれば、パリまでのファーストクラスの値段と比べるとそこまで高くないからとファーストクラスを選ぶ人もいると思います。


飛行機以外でもサービスや目的によって選択することがあります。
その1つに美容医療があります。


クリニック選び、ドクター選び、施術選び、色々選択する際に判断材料が必要です。

ヒアルロン酸注入治療をする際、クリニックによって1本の値段も違うし、提案される本数も違います。

ヒアルロン酸1本の値段は単なる技術の差ではありません。1本の値段の価値に合うかのイメージは、飛行機の座席の差と比べると、難しいです。
技術はもちろん、信頼、接客、立地なんかも含めて総合的に1本の値段に見合うのかの見極めが大事です。これは患者さん1人1人で感じる価値が違います。

次に、提案される量に対しては、ゴール(なりたい顔)の確認が大事です。ゴールをしっかり明確にし、患者さんも医師も両方が同じゴールに向かわなければいけません。
例えば、お客さんはパリに行きたいと思っているのに、パイロットが韓国に向かえば、着いた時に「あれ?」となりますよね?
同じように、患者さんが顔全体の5歳くらいの若返りを目指してるので本当は10本くらいの治療が必要なのに、医師が法令線の溝をちょこっと改善させようと思って、ヒアルロン酸1本の施術をしたら、施術後患者さんは「あれ?」となると思います。

何が言いたいかというと、
サービスや目的によっての選択があります。どっちがいいとか悪いとかではなく、人によって適したものを選ぶ必要があります。美容医療は飛行機の例に比べるとわかりやすくないかもしれませんが、患者さんに選択の判断材料になるイメージををしっかり伝えることはできると思っています。
そのためにカウンセリングはすごく大事だし、私自身も大事にしています。これからも大事にしていきたいです。

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