「その美容施術、ほんとに失敗!?」

たまに「他院で施術して失敗した」といわれる患者さんが来院します。
が、色んなパターンがあります。今回はそれについて書こうかなと。

まず、失敗したと言われる患者さんの中には、プロとしてこちらがみても失敗に思えない、むしろ良くなっているお顔の場合があります。
その場合はカウンセリングがしっかりできていないパターンが多く、患者さんと施術ドクターの治療後のイメージの方向が違った場合に起こります。
例えば、シャープな逆三角形系のお顔にドクターはしたけど、患者さんは丸顔にしたかったとか、ホントは5本くらいは必要な結果を、患者さんは1本でできると思っていたなど。

他のもカウンセリングがしっかりできていなくて、失敗されたと思うパターンがあります。しっかり説明されていないパターンです。例えば、額のヒアルロン酸は他の場所より馴染むのに時間がかかるのですが、その間に筋肉の動きでヒアルロン酸が動いてしまい、真ん中に集まってしまうことがあります。事前にこうなってしまうことがあるので、ボトックス®︎を打って筋肉の動きを止めてよらないようにしたり、よってしまったらマッサージをして馴染ませますので来院してくださいと説明をしていれば、実際にそうなったとしても失敗したと思うことはありません。

中途半端で終わっているので失敗と感じているパターンもあります。
例えば、他院で脱脂だけされて、ふくらみは無くなったが、凹み感が気になっているパターン。この場合は、凹みに関して解決する施術を提案します。本来ならば最初に予測して説明するべきだと思いますが。カウンセリングがしっかりできていないのか、ドクターの予測不足なのか。。。

他の誰かに失敗されたねと言われてる失敗と思ったパターンもあります。
先日もAクリニックでやった施術をBクリニックの先生が「ひどいね」といい、それから気になり始めたといった患者さんが来ました。確かにそれは1昔前のやり方ではありましたが、本人はもともとは気にしていなかったし、見た目も別におかしくはなかったです。一般の人に言われるならまだしもドクターがいうなんてまるっきり患者さんの気持ちも考えていないし、正確な分析もできていない。そのドクターこそ「ひどい」ですよね。この患者さんには、きちんと説明をし、安心して帰られました。

これはちょっとな。。。と思うパターンも残念ながら、あります。
その場合は、まずは施術されたドクターに相談することもおすすめします。でももうそのクリニックに行きたくないという患者さんには今できることを説明します。
例えば、それがヒアルロン酸の入れすぎな場合なら、①溶かす②自然に溶けるまで待つ③その入れすぎたと思うヒアルロン酸を生かしてバランスを整えるためにさらに他の場所を治療する などのできることの提案をします。

今回は患者さんが思う失敗した!というパターンの一部を紹介しました。どのパターンも患者さんが満足していないなら、それは失敗です。満足してもらうにはどうしたらいいか、失敗と思われてしまった時にそこからどう改善するかをドクターは常に考えなければいけません。
もし、失敗したかもと思うことがあれば、まずは施術してもらったドクター、それが嫌なら私でもいいので相談してください。

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