ヒアルロン酸注入の効果は誰でも同じ?医師の技術の差やズレる原因についてお答えします

ヒアルロン酸注入の効果は誰でも同じ?医師の技術の差やズレる原因についてお答えします

このブログはインスタライブの要約記事です。

 

今回の記事で伝えていること・まとめ

  • ヒアルロン酸注入における技術の差:打つ行為自体はシンプルですが、「どこにどれだけの量を打てば美しくなるか」という解剖学の知識と理論に医師の腕の差が出ます。
  • ヒアルロン酸はズレる?:高品質な製剤を正しい層・位置に注入すれば、基本的にはズレることはありません。
  • 理想のイメージの伝え方:若い頃の写真や憧れの芸能人の写真を持参いただき、なりたい要素とそうでない要素を20〜30分かけてじっくり話し合うことが大切です。
  • サプリメントと治療の関係:一般的なサプリメントなら問題ありませんが、抗凝固薬や海外製の強力な成分が含まれる場合は注意が必要です。
  • お顔全体のバランス:唇や鼻のパーツ治療は、全体の輪郭をリフトアップさせてから行うと自然で美しく仕上がります。
  • 治療の間隔:ボトックスとヒアルロン酸は、内出血が落ち着く「2週間」ほど期間を空けると安心です

 

おはようございます、ラベールミラクリニック院長の新井です。

本日は、インスタライブでお寄せいただいた素晴らしいご質問の数々にお答えしていきたいと思います。 ヒアルロン酸注入に関する医師の腕の差から、お顔の理想のイメージをどう伝えればよいか、さらにはサプリメントを飲んでいる場合の注意点まで、皆様が疑問に思いやすいポイントを詳しく解説しました。

少し長くなりますが、これから美容医療をご検討される患者様にとって大切な内容ばかりですので、ぜひ最後までお読みくださいね。

インスタライブでお答えしたご質問

Q.ドクターの腕が確かなら、ヒアルロン酸注入は誰にでも平等に同じ効果が出ますか?患者の肌の状態によってズレたりしませんか?

A.手術のようにメスで皮膚を切る瞬間には技術の差が大きく出ますが、実はヒアルロン酸を注入する行為そのものは、それほど難しい技術を必要としません。 大きな手術に比べると、顔に針を刺して安全確認をし、注入するだけのとてもシンプルな作業です。

では、どこに医師の技術の差が出るのかというと、「顔のどこに、どれだけの量を注入すれば、どのように顔が整い若返るのか」を正しく理解しているかどうかです。 当院で取り入れている「MDコード」をはじめとする解剖学に基づいたシステムや理論をしっかり学んでいれば、顔のどこに注入すればどう変化するかが手に取るように分かります。 このMDコードは、ブラジルの天才医師が開発したもので、内部の構造や年齢による変化、血管の走行など、安全に治療するための解剖学的な情報が詰まっています。

そのため、私がアシスタントの医師に「ここに〇〇cc打ってください」と指示を出してその通りに打ってもらえば、私が打つ場合とほぼ同じような均一な結果を出すことができます。 つまり、注入の技術そのものよりも、その背景にある解剖学の知識や理論をどれだけ深く勉強しているかが、医師の腕の差として現れてくるのです。

また、患者様のお肌の状態によってヒアルロン酸がズレてしまうのではないか、とご心配される方もいらっしゃいます。 結論から言うと、品質の良い製剤を使用し、解剖学的に正しい位置に注入すれば、基本的にはズレることはありませんのでご安心ください。

項目ヒアルロン酸がズレにくい理由
製剤の進化最近のヒアルロン酸は、組織にしっかりと絡みつくように定着するため、中でズルズルと動いてしまうことが起きにくくなっています。
お顔の構造顔の中には靭帯などの結合組織による「壁」があり、スペースが分かれています。その壁を越えて移動しないように打てるようになりました。
肌の支えヒアルロン酸が骨格を矯正するように土台から支え上げることで、逆に皮膚にハリが出ます。肌がボロボロだからズレるということはありません。

ただし、例外として「ズレてしまう条件」もあります。 本来繋がっている広い空間に、組織と馴染みにくい質の悪いヒアルロン酸が大量に入っていると、後から修正しようとしてマッサージで動かした際に、時間が経っても移動しやすくなり形が崩れることがあります。 だからこそ、良質な製剤を正しい位置に注入することが何よりも大切なのです。

 

Q.ヒアルロン酸注入で先生と意見を合わせる時、卵型の中でもシャープ、丸型で可愛らしくなど、どう伝えたらいいか想像がつきません。うまく伝えるコツはありますか?

A.理想のイメージを共有するのは、確かにとても難しく、大切なステップですね。 顔の3D写真を撮ってシミュレーションできるアプリやソフトもあるのですが、実際に自分の顔がその通りに変わるかというと、なかなかイメージが一致しにくいことが多いです。

分かりやすい方法としては、患者様ご自身の「若い頃の写真」をお持ちいただくのがおすすめです。 「昔のこの顔に戻りたい」「昔は丸顔だったけれど、今回はシャープな顔になりたい」など、具体的な比較ができるとイメージのすり合わせがとてもスムーズになります。

また、憧れの芸能人やインフルエンサーの方の写真をお持ちいただくのも良い方法です。 ただ、写真をお持ちいただいて「この顔になりたい」と言われても、そのまま丸ごとコピーしたように同じ顔になるわけではないことは皆様もご存知かと思います。

重要なのは、その写真の「どこを真似したいのか」「どういう雰囲気に近づきたいのか」を深く掘り下げていくことです。

  • 鼻や唇のくっきりした感じは真似したい
  • 顎のシャープなラインに憧れる
  • でも、頬の細すぎる感じは嫌で、丸みを残したい

このように、なりたい要素となりたくない要素を一つずつ確認していきます。 一言で「卵型」と言っても、患者様が思い描くイメージは様々です。 パッと写真を見てすぐに「分かりました」と治療を始めるのではなく、20分、30分と時間をかけてじっくりとお話しすることで、患者様の本当の想いやイメージが伝わってきます。 お顔の大切な治療ですので、時間をかけてしっかり話し合うことこそが、一番の解決策だと考えています。

 

Q.ヒアルロン酸やボトックスは、血液サラサラになるサプリメントを飲んでいても打てますか?禁忌ですか?

A.血液がサラサラになるサプリメントであれば、基本的にはヒアルロン酸やボトックスの治療を受けていただいても問題ありません。
治療の際に特に注意が必要なのは、病気の治療のために病院で処方される「血を固まりにくくするお薬(抗凝固薬や抗血小板薬など)」です。 このようなお薬を飲んでいると出血しやすくなるため注意が必要ですが、ヒアルロン酸注入は針穴程度の小さな傷で済み、メスで大きく切るわけではないため、お薬を中止しなくても治療できることがほとんどです。 もし内出血のリスクを極力避けたい場合は、一時的にお薬をお休みしていただくこともあります。

ですので、一般的なサプリメントの範囲であれば、過度に心配せずに治療を受けていただけます。 血が止まらなくなったりするような大きなリスクはありません。

ただ、ライブ中にも話題に上がりましたが、海外製のサプリメント(ネット通販などで買えるもの)の中には、医薬品と同等レベルの成分である低用量アスピリン(バイアスピリン)などが含まれているものもあるため、注意が必要です。 念のため、飲んでいるサプリメントやお薬がある場合は、カウンセリングの際にすべて医師にお伝えいただけると安心です。

 

Q.TFT(トータルフェイシャルトリートメント)で全体を整えてもらったのですが、唇の薄さがコンプレックスです。TFTでも唇や鼻などにポイント的に注入することはありますか?

A.はい、もちろん唇や鼻へポイント的にヒアルロン酸を注入することはあります。 ただし、当院のTFT(お顔全体のバランスを整える治療)の考え方としては、唇や鼻などの「パーツ治療」は後回しにご提案することが多いです。

なぜかと言うと、唇や鼻の治療は顔の印象を大きく変えるため、非常に目立ちやすいからです。 唇に注入すると赤い部分が外を向いて一気に若返りますし、鼻も高くシャープになります。 しかし、お顔全体の輪郭がドヨンとたるんで下がっている状態のまま、唇だけをふっくらさせたり、鼻だけを高くしたりすると、そこだけが浮いて不自然に見えてしまうリスクがあります。

そのため、まずは土台となる全体の輪郭をしっかりとリフトアップさせて若返らせてから、その美しい土台に見合った形で鼻や唇のパーツを整えていく、という順番でご提案させていただくことが基本となります。 もちろん、ご希望があれば対応は可能ですので、遠慮なくご相談くださいね。

 

Q.ボトックスを打った後、どれくらい期間を空ければヒアルロン酸を打てますか?

A.基本的には、2週間ほど期間を空けていただければ安心です。

ボトックスとヒアルロン酸はそれぞれお顔の中で作用する仕組みが全く異なるため、きちんと理解している医師であれば、極端な話、ボトックスを打った翌日にヒアルロン酸を打っても医学的には大きな問題はありません。

ただ、ボトックスを打ったことによる内出血が残っている場所に、さらにヒアルロン酸の針を刺すのは避けたいという場合も多いと思います。 2週間待てば内出血なども落ち着き、きれいな状態で治療に臨めますので、次の治療が可能になる目安としてお考えください。

 

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