美容医療は何から始めたらいい?part2

先日カウンセリングに来られた患者さんが
「他院でHIFUやったんだけど、全然効果なかった。ここのは効果ある?」と聞かれました。

これまた難しい質問w
他院さんでどんな機械をどんな強さでどんな風に施術したのか全くわからないですからね😅

まず機械の差はあります。
綺麗に熱が出されているかによっても引き締まり方が変わります。
もちろん強さも差は出ます。
施術の仕方も患者さんの骨格、脂肪のつき具合などによって変えるのと、みんな同じやり方でやるのとは差が出ると思います。
でも効果があるかないかでいうと、熱刺激は与えているのだから、なんらかの効果はあると思います。

ただ、その患者さんにとってHIFUの効果をわかりやすくするためには、治療する順番を考えてもよかったのかなとも思いました。

その患者さんは顔の骨萎縮が中〜下顔面に大きくあり、そのせいでたるみが大きく出ていました。たるみによってHIFUの効果が見えにくいのです。

HIFUは筋肉、脂肪、皮内に熱刺激を与えることによって効果を出します。
筋肉に熱刺激を与えると焼肉の時に肉が縮まるように筋肉を引き締めます。
脂肪は焼き縮めます。
皮内は熱刺激を与えることでコラーゲン発生を狙っています。
骨萎縮によって支えがなくなり垂れ落ちたものに関しては、HIFUではなかなか改善できません。

私が考えるこの患者さんにとってベストの治療の順番は、
まずこの患者さんは骨萎縮が大きいので、それをヒアルロン酸注入治療で元の骨格に近づけることでたるみを元の位置に戻してあげる。その後、下垂していらない位置に留まる脂肪を脂肪溶解注射で溶かしたり、HIFUで脂肪を焼き縮めたり、もう脂肪吸引でとってしまうなどを考えるのがいいかなと。そしてそれが終わった後に、HIFUをすると引き締まりの効果がわかりやすく見えてくるのではないかなと思いました。

あくまでこの患者さんの私が考える治療の順番です。

美容医療に1つの正解が出ているものは少ないです。
ドクターによって考え方が様々です。

HIFUもドクターにより賛否あります。
HIFUをしまくった患者さんは中が瘢痕化していて、オペをするとき大変だ、糸リフトをするときやりにくいというドクターもいれば、
いやいやきちんと施術間隔を守ってやればたるみ予防効果もありいいというドクターもいます。
学会などでも発表や意見交換ありますが、結論は出ていません。
色んなクリニックの色んなドクターがこれまた違う考えを述べると患者さんは不信感を持つかもしれませんが、結論が出ていないのでドクターの考えの違いなのです。

なので前にも書きましたが、美容医療何から始めたらいいのかはやはり信用できるドクターを見つけることからかなと私は思います。

関連記事

  1. たれ目院長ブログ 〜ラベールのドクターは全員が統一されたコン…

  2. たれ目院長ブログ 〜重い腰を上げ、ようやく自分の顔のメンテナ…

  3. ヒアルロン酸

    たれ目院長ブログ 〜院内セミナーの案内〜

  4. たれ目院長ブログ 〜こんな目立たないクリニックにも色々な営業…

  5. たれ目院長ブログ ~アラガンジャパンより表彰されました♬~

  6. たれ目院長ブログ 〜患者様の本来持っている美をまず表面に引き…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。