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このブログはインスタライブの要約記事です。
今回の記事で伝えていることとまとめ
本記事では、ほうれい線を完全に「ゼロ」にすることがなぜ難しいのか、そしてほうれい線ができる4つの原因について詳しく解説しています。 また、ヒアルロン酸治療のみでは対応しきれない理由や、無理にシワを消そうとした場合に生じる「不自然さ」についても触れています。
まとめ
ほうれい線を無理に消してそこだけを30代の顔に戻すのではなく、お顔全体の年齢感やバランスを整えることが、現代のエイジングケアにおいては重要です。 ヒアルロン酸で改善できる原因とそうでない原因を正しく理解し、ご自身の状態に合った「ナチュラルな美しさ」を目指していくことが大切です。
皆様、こんにちは。ラベールミラクリニックの新井です。
最近は体調不良やインフルエンザなども流行っておりますので、皆様どうぞお気をつけくださいね。
本日は、インスタライブでお話しした「ほうれい線治療」について、少し角度を変えてお伝えしていきたいと思います。 当院では、ヒアルロン酸を用いた骨格矯正による若返り治療を行っており、ほうれい線を薄くすることは十分に可能です。
しかし、「ほうれい線を完全にゼロにする」ということは、実はほとんど行っておりません。 その理由や、お顔全体のバランスを整えることの重要性について、詳しく解説していきます。
ほうれい線を「ゼロ」にすることのデメリット
ほうれい線を薄くすること自体は可能ですが、完全にゼロにしようとすると、さまざまな問題が生じます。
一番のデメリットは、「ほうれい線の部分だけが若すぎてしまう」ということです。 お顔の印象というのは、たるみ感や年齢感など、全体のバランスで成り立っています。
もし、ほうれい線だけを無理に消してしまったらどうなるでしょうか? そこだけが30歳以下の若々しい状態になり、他の部分の年齢感との間に大きな違和感が生まれてしまいます。 50代、60代の患者様が、ほうれい線の部分だけ30代に戻ってしまったら、やはり「やりすぎ」や「不自然」といった印象になりかねません。
昔はそうした違和感を無視して、局所的な治療を行う時代もありました。 しかし現在は、お顔全体のバランスや年齢感を整える「ナチュラルな治療」が主流となっています。 そのため当院では、患者様としっかりとご相談しながら、「どれくらいほうれい線を薄くし、お顔全体のバランスをどこに合わせるか」を丁寧に決めていくようにしています。
ほうれい線ができる「4つの原因」
ヒアルロン酸注入だけでほうれい線を完全に消すことが難しい理由として、「ほうれい線ができる原因」が複数絡み合っていることが挙げられます。 わかりやすく、大きく4つの原因に分けてご説明します。
- 1. たるみ:お顔全体がたるんで下垂してくることによるもの
- 2. へこみ(骨格の痩せ):ほうれい線の根元が直接くぼんでいく、骨や組織が痩せていくことによるもの
- 3. 脂肪の下垂:頬の上の脂肪(メーラーファットやナゾラビアルファットなど)が分厚くなり、下へ乗っかってくる問題
- 4. 皮膚の痩せ:コラーゲンなどが低下して皮膚が薄くなり、折れ込むようなシワ(表面のシュワッとしたシワ)ができてしまう問題
ほうれい線は、これらが複雑に組み合わさってできています。
| 原因 | ヒアルロン酸での改善 | 必要な他のアプローチ |
| たるみ | 改善可能(リフトアップ目的での注入) | フェイスリフトなど |
| へこみ | 改善可能(くぼみを埋める注入) | – |
| 脂肪の下垂 | 改善困難 | 脂肪にアプローチする施術 |
| 皮膚の痩せ | 改善困難 | デバイス(機械)治療、肌育注射など |
ヒアルロン酸でしっかりと改善できるのは、「たるみ」と「へこみ」に対するアプローチです。 一方で、「皮膚の厚みを出すこと」や「脂肪のボリューム」に対しては、ヒアルロン酸だけでは対応ができません。
たとえば、ほうれい線の原因のうち「たるみとへこみが9割、皮膚の痩せが1割」という方であれば、ヒアルロン酸で9割方改善することができます。 しかし、「たるみとへこみが6割、脂肪と皮膚の痩せが4割」という方の場合、ヒアルロン酸で改善できるのは6割にとどまり、残りの4割は他の治療が必要になります。
これが、ヒアルロン酸のみでほうれい線をゼロにすることが難しい医学的な理由です。
無理な治療が引き起こす「不自然な動き」
ヒアルロン酸だけで改善できない原因があるにもかかわらず、無理にヒアルロン酸をたくさん入れてシワを隠そうとすることも、物理的には不可能ではありません。
しかし、他の原因を隠すために過剰な膨らみを作ってしまうと、ナチュラルなバランスを崩す結果になります。 形が不自然になるだけでなく、笑ったときにお顔がスムーズに動かず、違和感のある表情になってしまうリスクがあるのです。
プロの目から見ると、そうした無理のある治療はどこかに必ず歪みを生みます。 当院では、そうした不自然さを避けるためにも、ヒアルロン酸治療の限界をしっかりとお伝えし、本当に患者様にとって良い状態を目指すために、時間をかけてカウンセリングを行っております。
インスタライブでお答えしたご質問
Q.脂肪溶解注射は効果がないと聞くことがありますが、それも打ち方などによりますか?
A.脂肪溶解注射に効果がないわけではありません。脂肪の細胞膜を壊して減らすという効果はあります。ただし、患者様がご実感いただけるほどの変化量やスピードを出せるかというと、1回の治療では難しい場合があります。例えるなら、果汁3%のジュースのように、「入っているけれど味が薄い」という状態に似ています。しっかりと変化を感じるためには、回数を重ねていく必要があり、その分時間と費用がかかってきます。そのため、コストパフォーマンスの面では脂肪吸引の方が優れていることもありますが、ダウンタイムが取れない方にとっては、回数を重ねて効果を出していくという使い方で、有効な選択肢になります。
Q.鼻翼基部ヒアルでごく浅い層に注入して、へこみ改善は見込めますか?すぐなくなる、凹凸ができるということはありますか?
A.はい、浅いところが痩せてできているくぼみに対してヒアルロン酸を注入すれば、その原因によるへこみ分は確実に薄くなります。しかし、それでほうれい線全体が消えるわけではありません。ほうれい線には先ほどご説明したように複数の原因が絡んでおり、浅い層のへこみ以外の問題(たるみや脂肪など)が残っていれば、その分のシワは残ることになります。患者様の状態を正確に分析し、原因に合わせたプランニングを行うことが大切です。
Q.唇に使う柔らかいヒアルロン酸を1本使わない場合は、どの部位に使いますか?
A.お顔の状況にもよりますが、基本的にどの部位にでも活用できます。柔らかいヒアルロン酸であっても、ポイントに分散してリフトアップに繋げたり、骨格を整えるような使い方が可能です。ただし、顎先のように「しっかりと角を出したい部位」や、周りの筋肉の圧力が強い部位にはあまり向いていません。そうした場所に入れると、直後は良くても、数週間経つと圧力に押されて形が潰れてしまうことがあります。患者様がどのようなお顔を目指すかによって、他の部位にうまく組み合わせて使用していきますので、無駄になることはまずありません。
Q.首の横シワにバイオスカルプチャーが良いと聞きました。持ちはどれくらいですか?他におすすめなものはありますか?
A.バイオスカルプチャーは、プルリアルという製品の一種で、ポリヌクレオチド(PN)に架橋されたヒアルロン酸が混ざった非常に良いお薬です。持ちという考え方よりも、1ヶ月から3ヶ月という単位でじわじわと皮膚のコラーゲンを増やし、ハリを出していく治療とお考えください。1回で終わらせることもできますが、定期的に重ねていくことで効果を高めていきます。ただ、架橋ヒアルロン酸が含まれているため、打ち方によっては表面にポコポコとした膨らみが見えてしまうリスクが少しあります。もしそのリスクが心配な場合は、ヒアルロン酸が含まれておらず吸収されやすい「プルリアルシルク」や「リジュラン」、ご自身の成長因子を含まない「PRP」などから始めてみるのもおすすめです。リスクの少ないものから丁寧に行い、必要に応じてステップアップしていくのが良いでしょう。
Q.ヒアルや高周波直後にコロナなどに感染した場合、何か施術に影響が出ますか?
A.現在のコロナウイルスは以前ほど重症化しにくくなっており、直後に感染したからといって、すぐに施術部位に深刻な悪影響が出るという心配はあまりしなくて良いと考えています。ただし、一般的にヒアルロン酸や肌育注射を行った後、ひどく体調を崩したり免疫が落ちたりすると、注入した部位が腫れることはたまにあります。そのため、できるだけ体調を整えておくことは大切です。しかし、万が一感染してしまった場合でも「施術が台無しになる」と過度に心配する必要はなく、私も過敏には考えておりません。
Q.目回り専用の肌育注射は、膨らみが残る心配はないですか?
A.目回り専用の肌育注射として使われるもの(リジュラン、プルリアルシルク、スネコス、プロファイロ、純粋なPRP、ベビーコラーゲンなど)は、基本的に膨らみが残る心配があまりない成分を中心に選ばれています。架橋されたヒアルロン酸や、成長因子をしっかり入れたPRPなど、膨らみが残りやすいものは目回りにはあまり使用しません。そのため、担当するドクターがしっかりと製品の特性を理解して選択していれば、過度に心配される必要はないと思います














