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このブログはインスタライブの要約記事です。
こんにちは。ラベールミラクリニック院長の新井です。 日頃の診療や学会などで慌ただしくしておりますが、今回のブログでは、先日行ったインスタライブの中から、患者様から寄せられたヒアルロン酸・ボトックス注入に関するご質問とその回答をまとめました。
クリニック選びの重要なポイントから、具体的な施術のお悩みまで、専門家としての視点で詳しく解説していきます。
1. 美容業界の現状と「クリニック選び」のポイント
最近は全国的にも、そしてこの名古屋にも美容クリニックが非常に増えました。SNSでのアピールが上手なクリニックも多く、見ていると親近感が湧くのもよく分かります。
しかし、安定して残っているのは、「コツコツと技術を磨いているクリニック」だという印象を受けています。医療に「100%安全」はありません。どんなに上手な医師が細心の注意を払っても、一定の確率で合併症や副作用は起こり得ます。クリニック選びにおいて本当に重要なのは、「万が一トラブルが起きた際に、リカバーできる技術や知識、体制が整っているか」です。アピールの上手さだけでなく、こうした「最後の砦」となれる裏付けがあるかどうかを、クリニック選びの1つの基準にしていただければと思います。
2. ボトックス注射に関するよくあるご質問
エラボトックス(咬筋ボトックス)で頬がこける?
エラの筋肉(咬筋)にボトックスを打ち、筋肉を小さくする治療ですが、打つことで「こける」かどうかは患者様の元の骨格や状態によります。
| 適応となる患者様 | 期待できる効果・注意点 |
| 筋肉が大きく顔が四角く見える方 食いしばりや歯ぎしりが強い方 | 筋肉が縮むことで、小顔効果や歯への負担軽減など、問題の解決につながる。 |
| もともと頬にこけがある方 筋肉を縮める必要がない方 | 筋肉が小さくなることで、本来あった骨格の「こけ」が浮き彫りになり、目立ってしまうことがある。 |
物理的に中身(筋肉)が小さくなるため、頬のこけは表面化して強くなったように見える方向に向かいます。事前の見極めが非常に重要です。
おでこのボトックスで目つきが悪くなった?
「おでこに打ったら目が開きにくくなった」というお話を聞くことがあります。 ボトックスで筋肉を緩めると眉が落ちるため、薬の作用としては「正しい反応」です。しかし、美容の仕上がりとしては「失敗」と言えるかもしれません。
おでこにシワが寄っているのは、実は「まぶたのたるみ」を無意識に眉を上げて補おうとしているのが原因であることが多いです。根本的な原因である「たるみ」をリフトアップなどで解決せずにボトックスだけを打つと、目が重くなってしまいます。
目の下の小ジワに打つと涙袋が消える?
口角を使って笑った後に、目の下を内側・上方にギュッと引き寄せる動きの強い方には、ボトックスが適応になります。 ただし、この部分は強く効かせすぎると、笑いにくくなったり、眼輪筋の折り返しである涙袋がなくなってしまったりするリスクがあります。少しシワが残る程度に優しく打つことと、皮膚の張りを整えてシワを防ぐ「肌育」治療を併用するのもおすすめです。
打つ間隔「3ヶ月」は早い?
一般的には半年に1回のペースをおすすめしていますが、効果が切れかける頃に良い状態をキープしたいというご事情があれば、3ヶ月〜4ヶ月のペースで打つことも間違いではありません。ただし、1〜2ヶ月など極端に短い間隔は抗体ができるリスクがあるため避けましょう。
3. ヒアルロン酸注入に関するよくあるご質問
ヒアルロン酸は重みで下に落ちてたるむ?
正しい層(スペース)に、正しい深さで、適切な製剤を選んで入れれば、重みで下に落ちることは基本的にはありません。 顔の中には壁で仕切られたスペースがあり、そこへ的確に注入すれば、ズルズルと下に移動してしまうことは防げます。
鼻翼基部(ほうれい線の根元)に入れて顔が太って見えた
本来、正しい理論で立体的なバランスを整えながら注入すれば、顔が大きくなることは避けられます。顔が太って見えたり違和感が出たりする場合、以下の原因が考えられます。
- たるみの見落とし: ほうれい線は「凹み」だけでなく「上からのたるみ」も原因です。たるみがあるのに凹みだけを過剰に埋めると、段差に違和感が生じ、顔が大きく見えます。
- 注入ポイントのズレ: 入れるべき場所から少し上にズレて入り、もともとの膨らみをさらに強調してしまっている可能性があります。
- 量が過剰の場合:適切な部位に注入されていたとしても量が完全にオーバーである場合。
まとめて3本打つか、1本ずつ3回に分けるか
仕上がりの結果は、どちらでも同じ状態に持っていくことが可能です。
- 1回で3本: まとまった変化を早く実感したい方におすすめ。
- 1本ずつ3回: 家族にバレないようゆっくり変化させたい場合や、経過を見ながら微調整を行いたい方におすすめです(1箇所が良くなると、別の箇所も気になってくることが多いためです)。
注入後の「透け感」や「動きの違和感」について
顎や下唇の下などに注入した後、筋肉が押さえつけられて動かしにくいといった違和感が出ることがあります。ヒアルロン酸は形を整えるだけでなく、筋肉や皮膚の動きをコントロールする力を持っています(これを応用して顔面麻痺の左右差を調整したりもします)。 もし異常な腫れや痛みがなく、単なる動きの違和感であれば様子を見ることもありますが、長期間(数ヶ月)残る製剤の場合は自然には治りにくいため、気になる場合は施術を受けたクリニックにご相談ください。
4. たるみ・輪郭改善の治療選択
こけ・痩せには「ヒアルロン酸」か「糸リフト」か?
- ヒアルロン酸: 脂肪が減り、「形(ボリューム)」を作り出したい場合に適しています。
- 糸リフト: ボリュームはある程度保たれているものの、組織が下垂して内側に押し寄せている場合に、効率よく引き上げるのに適しています。
患者様のその時々の骨格や状態によって、どちらが最適かは異なります。
「丸みを出したいけれど、顔は大きくしたくない」
顔の縦横のバランスやラインが綺麗に揃うと、物理的にボリュームを足していても、まとまりが良くなり「小顔に感じる」という現象が起こります。 ただし、「0.1ccでも異物を入れたくない」「物理的に絶対に大きくしたくない」という場合は、ヒアルロン酸ではなく、皮膚を切除するなどの引き算の治療(オペ)が必要になってきます。
まとめ
今回はインスタライブでお答えしたご質問をまとめました。 「先生たちは勉強しているから、どう質問していいか分からない」と気を遣ってくださる患者様がいらっしゃいます。しかし、ご自身の悩みを上手く言葉にできなくても全く問題ありません。
「なんか上手く言えないけど、ここが気になるんです」と、そのままの言葉で私たちにぶつけてください。そこから悩みや原因を引き出し、最適な治療をご提案するのがプロの役割です。 どんな治療にも必ずリスクは伴いますが、いかにそのリスクを下げ、確かな技術で皆様の不安を安心感に変えていけるか。今後もラベールミラクリニックでは、安全で質の高い美容医療を提供してまいります。ご不安なことがあれば、いつでもご相談にいらしてください。











