梅雨明けも近くなって暑くなる日も増えてきました。そうなるとちょっと外に出ただけで全身汗ぐっしょりになりますが、私の場合特に脇に汗をかき、ひどいと汗疹のようになってちょっと痛くもなるので毎年している脇ボトックスを慌ててしました。
施術中の写真は見苦しいので撮っていませんが(笑)
ついでに顔のボトックスも施術しました。前回から4ヶ月以上経っていましたのでそろそろしないと、と思っていたところ。注射したのは額、眉間、目尻、アゴのしわ。うちでは特注の極細針を使うので痛みは最小限。さらに中村先生に丁寧の注射してもらったのでより痛みは少なく、皮下出血もありませんでした。さすがです。
ラベールでのワキボトックスのうち方をまとめますと、
・薬剤は厚生労働省承認、アラガン社のボトックスビスタ
・両脇で100単位(片側50単位)
・通常の倍で希釈し、34Gの極細針で脇の皮内に注射
・片側で約40〜50箇所に細かく分けて注射
・痛みが苦手な方は氷で冷却しながら注射、または麻酔クリーム使用
*両脇で50単位でも効果はしっかりと出ますが真夏を乗り切ろうとするとやはり100単位はあった方が良いです。冬の厚着による蒸れ、汗を抑えるぐらいなら50単位でも大丈夫ですが。
*ボトックスの効き目には個人差があります。汗を完全に止めるのが目標ではありますが、同じ量のボトックスで完全に汗が出なくなる場合もあればそうでない方もいます。効き目が弱い場合には追加で注射する必要があります。
*しっかりと効いていても暑い日に運動するなどして汗を大量にかくとさすがに汗出てきます。要は薬の効果の限界を超えて汗を止めることはできません。
*身体の汗を止めると代わりに他の部分の汗が増える「代償生発汗」という状態がありますが、脇ぐらいの面積の汗を止めるだけではまず起こりません。厳密に言えば起こっているのかもしれませんが体感できるほどではありません。
私の場合、このブログを書いている時点で注射から1週間後になりますが、もうすでに汗がほとんど出なくなっています。暑い外に出ると背中や首筋から汗が吹き出しますが脇はサラッとしていて快適です。ボトックスがないと汗で匂いが気になるだけでなく、汗疹になって服が擦れて痛くなってくるので、私にとってはもう欠かすことはできない治療になってしまいました。
ついでに全身にボトックスをうって全身の汗を止めたいところですがさすがにそれは危険ですからできません。多汗によって不快に感じる部分、生活に支障が出る部分のみが適応です。脇以外では手のひらや足、あとは頭です。
頭に汗をかきやすく、夏になると滝のように汗が垂れてくる人は頭皮へボトックス注射するとかなり快適になりますし、頭皮環境が良くなることで薄毛、抜け毛の対策にもなります。
ボトックスって意外と有用なお薬なんですよね。ただし作用が強力なので使い方を誤ると危ない…
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