院長ブログ ~ヒアルロン酸の種類、性質の違い~

ヒアルロン酸実験

世の中にヒアルロン酸製剤は数多くありますが、日本において安全性が保障された厚生労働省承認の製剤は2種類だけで、そのうち流通しているものを考えるとほぼアラガン社のヒアルロン酸に限られます。アラガン社のヒアルロン酸は現在3種類あり、硬さと持続時間が異なるため、顔の部位や治療の目的によって使い分けます。

その中でも一番柔らかいウルトラと、リフトアップやボリュームロス治療に使うボリューマを比較してみました。ウルトラはかなり柔らかいヒアルロン酸であり、ほうれい線に直接注入する場合や唇に注入する場合に使います。唇は年齢と共にボリュームが減って薄くなるため少し厚みを出してあげるとふっくらとして若く、元気な印象になります。また、若い方でも唇をもっと厚くして魅力的なものにしたいという希望は多いです。唇に硬いヒアルロン酸やしこりになりやすい製剤を使ってしまうと違和感が強くなるためご注意ください。唇は特に柔らかい部分ですので、しこりになりにくく自然な弾力のヒアルロン酸を選ぶ必要があります。

ボリューマはウルトラよりも弾力があり持続期間も長い製剤であるため、靭帯を引き上げて支えるためのリフトアップ治療や、委縮した骨や筋肉を補うように注射するボリュームロスの治療に使います。硬いヒアルロン製剤は以前にもあったのですが、ボリューマはそれらに比べて自然な硬さを実現しており、さらに生体組織となじみが良いためヒアルロン酸だけがコリコリと触れるようなことにはならずに違和感がない仕上がりとなります。それに加えて水分を余計に吸収することがないため、注入してから予想以上に膨らんでしまうことがない、と良いこと尽くめのヒアルロン酸です。

上の写真で、向かって右がボリューマ、左がウルトラで、どちらも0.1ccの量です。比較のために1円玉を置いてみましたが、かなり少ない量であることがわかります。最新のリフトアップ治療では靭帯を上げるポイントに0.1~0.2ccずつ注入するので、この量では従来の方法でよく言われるようなパンパンに膨らんだ状態にはならないことがわかると思います。さて、そのヒアルロン酸にそれぞれ0.5ccずつの生理食塩水を加えてみました。

ヒアルロン酸は水を吸う性質があり、注射した後に身体の水分を吸って若干膨らみます。注射した時は良くてもその後膨らんできて目立つようになってしまうことがあるため、膨張した状態を完成と予想して注射する技術が求められます。実験ではウルトラは水を吸ってやや膨張しているのに対し、ボリューマはあまり吸収していない様子です。ステンレス盤を立ててみると、

ボリューマにかけた水は吸収されずに流れるのに対してウルトラは水を吸っていることがわかります。大きさはウルトラの方が1.3倍程度に膨らんでいる印象です。弾力はここではなかなかお伝えし難いのですが、触ってみるとウルトラの方が柔らかくてモチモチしており、ボリューマは明らかに弾力が高くてゴムを触っているような感触で、潰してもまた元の大きさに戻ります。

このように、柔らかさ、凝集性、持続性の異なる数種類のヒアルロン酸を治療目的や部位によって使い分けて治療します。今後さらに持続期間の長いヒアルロン酸や、形成性の良い製剤が開発されてくると思います。それによってヒアルロン酸治療の範囲はもっと広がっていくことと思います。

ラベールミラクリニックでは、治療部位の写真や動画を提供していただくことで30%オフの特別価格で治療を受けられるモニター患者様を募集しています。写真は個人が特定されないように配慮し、他の患者様に治療の経過や変化をみていただくために使用します。モニター治療ご希望の方は遠慮なくお問い合わせください。

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ラベールミラクリニック

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