たれ目院長ブログ 〜美容医療の集客は難しい〜

自由診療は保険診療と違ってある程度積極的な集客が必要となります。集客法は簡単に言えば広告宣伝ですが、医療においてはこの広告宣伝が厳しく規制されており、一般的なビジネスと同じ様にはできません。

以前見かけた、とあるシミ消しクリームの宣伝では、塗って1週間後にシミがシールの様にぺろっと剥がれるように取れるという宣伝をしているのを見たことありますが、よく見るとビフォーアフターで写真の加工が見られたり写真そのものが別人であったりすることがあります。

医療の広告ではこのような誇大広告は許されませんし、単純なビフォーアフターの比較も厳しく規制されています。また、そもそもシミの仕組みを医学的に考えればそのようにシミが剥がれることはなく、医療でそのような明らかにあり得ないとわかる広告を出したら非難轟々となるでしょう。それができてしまうのは医療ではなく一般ビジネスだからとも言えます。

医療においても写真に加工や修正を加えることなく、治療内容やリスク等の詳細を一緒に載せることでビフォーアフターの写真を掲載することは可能となります。患者様から見たらそのような治療前後の写真が一切無いと、さすがにどんな変化をする治療なのかイメージできないので、治療のイメージを持っていただくための症例写真はある程度必要だと思います。

ただ、私としてはビフォーアフター写真をSNS等にたくさん載せて宣伝することにはちょっと消極的でした。しかし、患者様から治療のイメージを持てるようにもっと症例写真を載せて欲しい、こんなすごい治療があるなら紹介すべきだ、と言われることもあり、何例か症例写真を載せています。

実は他にもモニター治療に協力していただいて、提供していただいた写真や動画があるのですが、ちょっとした編集作業をサボったままでまだ進んでいません(^_^;) もうちょっとちゃんと準備します。治療の効果や変化を見てイメージを持っていただけるように。

美容医療の集客の難しさは広告規制が厳しいだけでなく、保険診療にはない価格競争というのが存在することにもあります。患者様から見て同じ治療であれば価格は安い方が良いに決まっています。他院よりも安い価格で広告を出せばお客は集まるでしょう。ただし、安くすることで必ず犠牲になってしまうことがありますそれは治療にかける『時間』です。

例えば、二重のオペを一般的な価格の半額にしたとすると、それで同じ利益を得ようとすると単純に倍の手術件数をこなす必要があります。技術の高いドクターであれば同じクオリティの施術を半分の時間でできる、ということもあるかもしれませんが、治療において大切なのは施術することのみではありません。

施術の前に治療に関するしっかりとした説明、患者様が納得するまで話をする時間が大切です。その時間は長い方が良いことが多く、診察やカウンセリングの時間を短くしてしまうと、全く同じ質、理解度を得るのははっきり言って難しくなります。

施術後のアフターフォローも大事で、次から次へと施術に入ってしまうと術後の観察する機会が減ってしまい、何かしら見落とす可能性も出てきます。それだけでなく患者様からすれば診察であまり話を聞いてもらえず、術後はそのままほっとかれる、と感じてしまっては満足する医療とは言えないでしょう。時間があることによってできることというのは必ず出てきます。

ラベールは例外的に、異常なくらい時間をとって説明し、施術をします。他院での治療を経験している方の話を聞くと、ほとんど説明もなくよくわからないまま治療を受けた、ということもけっこうあるようで、さすがにもう少し説明があってもいいんじゃないかなと思うことはよくあります。それだけ時間をかけるのは、単純にクリニックの方針であり、私のこだわりです。患者様にとって最適な治療は何か、これから受ける治療を納得いくまで理解して欲しい、という考え方です。

広告費をかけたり価格を下げることで集客することも、それぞれのクリニックやドクターの考え方、方針によります。そこに絶対の正解はありませんが、患者数を増やすことで失われる物理的な時間や空間は必ず存在し、それによって質の高い医療を保つことは難しくなっていくと考えています。逆に言えば売上や患者数ばかりを求めず、時間と空間を余裕もって確保することで患者様の理解度を高められ、慌てずに余裕を持って施術ができ、ミスや見落としも防げるチャンスが出てきます。

先日、診察中にとある患者様に聞かれました。先生はあまり儲けたいってのはないのか、と。急に言われてふと考えてしまったのですが、もちろん人間ですから稼ぎたくないわけではありません。ただ、なんのためにこうしてクリニックを作って治療をしているのか、自分のやりたい治療、質の高い医療を提供して患者様の喜ぶ顔を見るのが嬉しいからで、儲けたいがためというのはちょっと違うなぁ、と改めて自分を振り返り、そのまま患者様に伝えました。

その患者様は結局、最適な治療を求めて他院を紹介しましたが、このようなことはよくあります。当院で全てのことができるわけではなく、より良い治療が他にあるとなれば躊躇なくそういった話をしてしまうからです。例え儲からなくてもその患者様が良くなって悩みがなくなれば嬉しいじゃないですか。

幸い、今のところ食べていけることはできているので、コロナによって立ち行かなくなることがなければ、今後はやはりこの注入治療の普及、正しい治療や技術を広め、教育していくことに力を入れていきたいなと考えます。

 

 

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