たれ目院長ブログ 〜フェイスラインの崩れる原因は3つ〜

フェイスライン、耳から顎先にかけての輪郭が崩れてくる要因は一つではありません。

原因はたるみ、筋肉、脂肪。ということは、フェイスラインを引き締めてリフトアップするにはそれぞれに原因を改善させる治療が必要になってきます。

それぞれの治療はシンプルです。たるみや頬のコケはヒアルロン酸注入で改善し、筋肉はボトックスで小さくすることで小顔にして、最後に残る脂肪は脂肪溶解注射やダブロなどのHIFUで小さくしていきます。

問題は、それぞれの治療をどういう順番でどの程度行っていくかを判断すること。自由診療である以上、最終決定は患者様に行っていただきますが、最適なプランを提案するのはプロであるドクターの仕事。同じ治療、同じ薬であっても結果に差が出てくるのはそこにあります。

エイジングのサインとしてはどれも同時並行で起こってきます。つまりボリュームロスによるたるみも筋肉の肥大も脂肪の下垂も。なので治療としても同時に行えば良いわけですが、治療にかかる時間や負担、費用を考えるとある程度段階に分けて行っていくことが多く、そうなると治療の順番も大切です。

治療としてはまずたるみの改善を優先させます。他の治療を先に始めても医学的に問題があるわけではありません。ただ、筋肉の膨らみや脂肪はたるみの中に隱れてしまっている場合、それらを多少改善させても見た目の変化として現れ難いことがある上に、痩せ(コケ)を悪化させてしまってかえってたるみが強く見える恐れがあります。

もちろん、その後にたるみ治療をすれば目指すリフトアップされた顔へと近づいていくのですが、一つの治療が終わった時にその効果を自覚できないとその次の治療へのモチベーションが失われてしまうのはよくあることですし、他院での治療後の患者様を見ていると、そこまでの治療がちゃんと提案されていないことも多いようです。

ある程度たるみがある人はまず先にたるみ治療をしてリフトアップしてあげること。そうすると若返ってシャープなラインの顔を見て患者様もこちらも楽しくなりますし、たるみが減るとそこに隠されていた筋肉の膨らみや脂肪がより表面に浮き出てきます。それを見ると筋肉、脂肪への治療の必要性が理解できますし、それを治療した後にどんな顔になるのか、どのようにキレイなフェイスラインになるのかがより明確にイメージできるようになります。

たるみをある程度改善させた後は筋肉と脂肪にアプローチ。これはどちらを先に治療しても大きな差はありませんが、どちらかと言えば筋肉の治療を先にすると良いです。エラを外に張り出させる咬筋は脂肪よりも後ろにあるので、フェイスラインへの影響がお大きいですし、治療はなるべく外側から行うのが基本です。

最後に残る脂肪。これはラベールでできる治療としては2種類あります。その一つである脂肪溶解注射は、従来の溶解注射よりも腫れたりしこりになるリスクが少ないBNLS neoを使い、さらに先端の丸い特殊な針「カニューレ」を使用することで痛みも傷も内出血も最小限で行うことができます。注射の間隔は一週間あれば良いので、自分で良いと思う大きさになるまで繰り返し行うことが可能です。目安としては5〜6回くらいでしょうか。ただし減らしたい脂肪の量と一回あたりで使う量によっても変わってきます。

もう一つの治療である「ダブロ」はHIFUと呼ばれる治療器の代表的なものです。これは超音波を使って自分の筋膜を引き締めることでリフトアップし、脂肪層に熱を加えることで少しずつ脂肪を焼いて小さくしていきます。ダブロも一回で全ての脂肪を無くすわけでなく、少しずつ減らしていくものなので定期的な治療が効果的ですが、治療間隔は脂肪溶解注射と違って3ヶ月ほどあけます。一回での効果が強いためで、以前に別の治療器のデータでみた時には約10数%ずつ脂肪を縮めていくとあるのを見た記憶があります。

ダブロと脂肪溶解注射はどちら良いかと聞かれれば、どちらでも良いと思います。注射が絶対に嫌であればダブロの一択になりますし、ダブロの独特な痛みが嫌だという人はかえって注射の方が楽かもしれません。もし予算に余裕があり早く脂肪を減らしたい場合には両方同時に受けると良いと思います。とは言ってもダブロは3ヶ月に1回で十分ですが。

脂肪を減らすのに有効な治療としてはオペがあります。オペは麻酔が必要であったり傷やダウンタイムが大きくなるなどのデメリットはありますがその効果はやはり絶大です。1回の治療で一気に脂肪を小さくするには最適ですが、脂肪量がオペする程ではなかったり、取りすぎたことで皮膚に窪みができてしまうこともあるので極力技術と経験がしっかりとしており、かつ患者様毎に最適な判断をしてくれるドクターに相談することが大事です。

ちなみにラベールではオペは行っておりません。もし希望される場合には信頼できる先生を紹介しますが、希望するオペが上手な先生を知らない場合はそのことを伝えます(私が知らないだけでそのオペが上手な先生というのはたくさんいます)。例え当院には無い治療メニューであっても患者様に最適だと思われるものは提案してオススメします。これはなんというか医師としてのこだわりでしょうか。全ての要望に応えられるのが理想ですが今はまだまだです。

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