たれ目院長ブログ 〜おでこのシワはなぜできる?~

 

 

おでこのシワの治療としてはボトックスが有名ですが、ボトックス治療を怖いと思われる方も多いです。その原因としては「表情が固くなる」、「眉毛が下がってしまって怒ったような表情になる」、というのをネットで調べて目にしたり、実際に知り合いの人がそのような状態になったのを見聞きし、結果としてボトックスは怖いもの、違和感が出るという印象につながってしまうことのようです。

おでこのシワは消したい、でもボトックスは怖い、でもクリームやマッサージでは全然消えない…、でもやっぱり気になる、という方多いと思います。おでこのシワを消すためにはボトックスは非常に有効ですが、違和感なく正しい治療を受けるためにはシワの原因や治療の仕組みを正しく理解することが大切です。

顔のシワは表情筋によって刻まれていきます。シワの原因や種類についてはネットで検索すれば詳しい解説がいくらでも出てくるのでここでは割愛して、その原因をわかりやすく説明します。

人は目を開ける時、基本的には瞼(まぶた)を上げる筋肉を使います。この筋肉は眼瞼挙筋と言って、上瞼の裏にある小さい筋肉です。年齢を重ねると額からのたるみにより、上瞼が下がってきます。正確には瞼が上がらなくなる「眼瞼下垂」と、余った皮膚が眼にかぶさってくる状態とでは原因と治療が異なりますが、ここでは本題ではないのでまとめて眼瞼下垂と表現することとします。その眼瞼下垂が始まると上瞼が下がってきて、二重のラインが消えてしまったり眼が大きく開かなくなります。そうすると、前頭筋という額の筋肉を使って皮膚を引っ張り上げて上瞼を持ち上げようとするため、額にシワができてきます。その過程をわかりやすく見ると、

上の写真は目を閉じた状態。この状態では額にシワがほとんど入っていないのがわかります。そして、まずは瞼を上げる筋肉だけを使って目を開くと、

このようになります。私はもともとけっこうはっきりとした二重でしたが、たるみによって上瞼が下がってきて二重が消えてしまっています。これでは目つきも悪いしもうちょっと表情を良くしたいなと思って、意識的または無意識のうちに額の筋肉を使って目を開けます。そうすると、

このように目は大きく開きましたが、その代償として額に深いシワができています。さらには本来は役目が違う額の筋肉を使って無理やり上瞼を持ち上げているので、眉毛も上に引っ張られることによって目と眉が離れ気味になってしまい、ややびっくりした表情となってしまいます。まだ若いうちは力を抜けばすぐシワも消えますが、皮膚の弾力が失われてくるとシワが刻まれ始めます。

以上のことでわかるように、額のシワの原因は額の筋肉を使い過ぎることなので、まずはボトックスでその筋肉を使い過ぎないように調節してあげること。ボトックスが効き過ぎると表情が固くなってしまうのですが、適度に調整して治療してあげると不自然ではない表情でシワを薄くすることができます。さらに眉の位置も正しい位置になると引き締まった表情となります。ただ、もともとなぜ額の筋肉を過剰に使ってしまうかを考えなければなりません。それはたるみが原因で上瞼が重くなり、目が小さくなってしまうことでした。その根本的な原因に対してはヒアルロン酸を使って額のリフトアップをしてあげることで改善します。ヒアルロン酸とボトックスによる額のシワ治療はおそらく最もナチュラルで違和感のない治療となるのではないでしょうか。以前にもお話ししましたがまた取り上げてみたいと思います。

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