こんにちは、松元です。
前回に引き続き、ボトックスのお話です。
今回は表情を整え、印象を変えるためのボトックスについてお話ししていきます。
表情を整えるボトックス:眉間と顎
患者さんの中には、「優しいお顔になりたい」というご相談をよく受けます。
そういった方に多いのが、眉間にシワを寄せる癖があるケースです。
眉間のシワは、いわゆる「しかめっ面」を作る原因となります。
逆に眉間のシワがあるとしかめっ面に見えて
周囲に険しい印象やマイナスのメッセージを与えてしまいがちです。
ここで出番となるのがボトックスです。
マイナスのメッセージを払拭するように、
眉間はしっかりボトックスで動きを抑えていきます。
これによってしかめっ面の原因となる筋肉の動きを和らげ、柔らかい表情を作ることができます。
この表情のコントロール、これはヒアルロン酸ではできない効果なんです。
意外なポイント:顎のシワ
しかめっ面と言えば眉間だけではありません。
実は、顎の筋肉も顔をしかめる際に連動して動いています。
たとえば、眉間にシワを寄せるとき、人によっては無意識に口をつぐむ動作をしています。
この動きにより、顎の筋肉が収縮し、表面に梅干しのようなシワができることがあります。
参考画像
顎にシワができると、実は表情が険しく見えるだけでなく、
口角を下げる効果があるので全体的に不機嫌な人になります。
そしてこれが皮膚に刻まれてしまうと
「無表情なのに怒ってる人、怖そうな人」と固定化されます。
どんな時も優しい人、ご機嫌な人でいたいものです。
「優しいお顔」を目指すのであれば、
眉間や顎にボトックスを使うのが良いかもしれません。
ボトックスで「表情のメッセージ」をコントロールする
ボトックスを使用するとき、ただ単純に「シワを消す」のではなく、そのシワが持つメッセージに注目しています。
たとえば:
•眉間や顎のシワ:険しい表情を作り、マイナスの印象を与える。
→ ボトックスで無くしていくとマイナスがなくなってプラスになる。
•目尻のシワ:笑顔を伝えるプラスの表情を作る。
→ボトックスで無くしすぎるとプラスが減ってマイナスの方向へ。
このように、ボトックスで「消すシワ」と「残すシワ」を選びながら表情を整えることで、
全体の印象を良くすることができます。
まとめ
ボトックスは「シワを消す」だけの治療ではありません。
それぞれのシワが持つメッセージを考えながら、必要な部分だけを調整することで、印象を大きく変えることができます。
「優しい表情になりたい」「柔らかい印象を作りたい」という方には、ぜひ一度ご相談いただければと思います。
表情のデザインで、あなたの印象がさらに魅力的になるかもしれません。
それではまた!
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