こんにちは、松元です。
今日はカウンセリングでよく言われる「似合う」についてお話ししたいと思います。
当院のカウンセリングで絶対にお聞きするお顔の方向性。
アンチエイジングの方であれば概ね若返りは方向性の一つとなりますが
若返らせていく中でも、綺麗、可愛い、シャープに、などなど
いわゆる美しい顔にもバリエーションがあります。
私がよく例えに使わせてもらっているのは、
可愛いであれば小倉優子さん(キュート)
シャープであれば米倉涼子さん(クール)
女性らしくスッキリ綺麗にであれば石原さとみさん北川景子さんなどなど。
方向性をお聞きした時に言われることが
「似合えばなんでも!」です。
そもそも似合うってなんだろう
そもそも何を持って似合うとするのか。
人の顔には目、鼻、唇、額、眉、輪郭などその人を印象づけるパーツが存在します。
それぞれを分析しています。
今日は俳優の北川K子さんのお顔で解説をしていきましょう。
もちろんブログで無断転載ができないので、
皆様お手持ちのデバイスでK子さんのお顔を見ながら読んでくださいね。
【目元】
丸みもありながら横に伸びるラインが強調されており
キュート3クール7くらいの印象です。
【眉】
いつの時代の写真かによりますが(眉は時代を反映する!)
概ねアーチよりもストレート感のあるクールな眉が多いです。
【額】
凹みがなく滑らかですが、すごく丸みがある訳ではありません。
ヘアメイクによって丸く見えてキュートに見えることもあれば、
前髪で隠してやや直線的、クールに見えることもあります。
【鼻】
ストレートなラインが強調されていて丸みは感じさせません
クールな印象です
【口元】
ぷるんと丸みと厚みがあり可愛らしい印象です
キュートな印象です。
【輪郭】
理想的な卵形です。
縦横が1:1ではなく縦の方が長いので
大人顔でありながら顎先に伸びるのは丸みのある曲線で
キュート7、クール3の印象です。
といったように、K子さんは完成されたお顔ですが
このようにキュートとクールが混在していることがわかります。
実際にマッピングして見ると、上中顔面はクールなお顔立ちながら
下顔面はややキュートに寄っています。
キュートとクール、どちらに寄せていくか
では、この分析をもとにK子さんを治療を考えてみましょう。
上半分を見ればクールなので
下顔面もクールに寄せていこうとすると
直線的なラインで繋げても成立します
(K子さんの輪郭を米倉涼子さんにするイメージ)
クールビューティーな雰囲気になりますよね
反対に、下半分キュートに揃えていくとすれば
額にもう少し丸みを出しながら、
今よりもややふっくらとした丸みのラインにつなげても成立します
(KPOPアイドルの額と小倉優子さんの輪郭にするイメージ)
かなり愛くるしい印象にになりそうですね
このイメージはなかなか皆様に共有は難しいのですが
どちらでも成立するから、この二つに正解はないのです。
実際のところ、
K子さんはこのキュートとクールを併せ持つからこそ、
可愛らしい役からクールな役まで幅広くこなしているのではないかと思います。
平均の顔は美しいの法則
この法則、皆様どこかで聞いたことあるかもしれません。
昔から言われている美の基準の一つです。
実際に、平均的な顔は美しく、万人受けする顔で
私はこれを「マイナスがない顔」と考えています。
(個人的に石原さとみさんはこれに当てはまると思います)
しかし最近の論文では、
「平均的な顔は魅力的だが、
一部平均から外れていた方がより魅力的である」
という一説もあります。
カウンセリングの際に、
「私の顔立ちで、可愛いは無理かなって」
と、言われることがありますが、無理ではありません。
手術と違ってヒアルロン酸でできることは限られています。
ですが、輪郭を可愛いに近づけ、額やリップに丸みを出すことは可能です。
なりたい、があれば、私たちはそれを応援します。
結局、似合うって何?
あくまでも持論ですが、
似合うとは「全体をみて違和感がないこと」だと考えます。
違和感とは全体のバランスです。
いつも伝えている、治療度合い、年齢感、立体感のバランス。
まずはそこを揃えることから始まります。
そのバランスを揃えることと同時進行で
輪郭やパーツで好みの方向性へ向かい
最終的にはヘアスタイル、メイク、服装、持ち物、アクセサリーなど
顔だけでなく自分を装飾するそれらが全てが
その人の好きを演出すると考えます。
自分はこうだから、こうしたらおかしい、とかは全くなくて
クールな顔立ちの中に、キュートなポイントがあることも
キュートな顔立ちの中でも、クールなラインがあることも
どちらもとても魅力的なんです。
だから遠慮せず、皆様の好きをお伝えしていただけたら、と思います。
今日も長々と失礼しました。 松元でした。
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