前回に引き続きボトックスに関するお話です。
ラベールではボトックスだけ注入する方にも注入治療のフルアセスメントを行っています。
勿論「結構です」という方には行いませんが、
大抵の方は「ヒアルロン酸でどんなことができるかお話聞いてみませんか?」とお尋ねすると
「お願いします。聞いてみたいです。」とおっしゃいます。
フルアセスメントとは
患者さんのお悩みやご希望を聞いた上で作成する注入治療のプランの一例です。
例えば患者さんのお悩みが
ほうれい線、目の下のクマ
ご希望が
5歳くらい若返りたい、
どちらかといえば可愛らしい感じがいい
だとします。
医師はお顔の上から下まで診察させていただいて、
ほうれい線、目の下のクマを改善しながら
5歳くらい可愛らしく若返る
プランを作成します。
この時お悩みだけを良くするのではなく、
5歳くらい可愛らしく若返るために必要な「他の部位」も加えるところがポイントです。
ほうれい線や目の下のクマといった老化サインがある場合は額やこめかみのやせ、あご先の後退など他の老化サインも出ているものです。
それらも合わせて治療することでバランスよく若返ることができます。
プランを作成してから
老化や注入治療の仕組み、
患者さんの今の状態、
治療でどのような変化がもたらされるか
について説明します。
ボトックスのことも詳しく説明します。
ご希望の部位以外のおすすめの部位
気になったらで良い部位
注意が必要な部位
など。
なぜ全員の患者さんにフルアセスメントをするか
それは医療は診断あっての治療だと考えているからです。
美容医療は病気の治療ではありません。
患者さんが希望を叶えるための医療です。
でもだからといって、
診断もせず
説明もせず
言われたことだけやるのは
医療ではないと考えます。
美容医療だからこそ客観的な目で患者さんを診て
プロとして助言する
というとすごいことみたいですが
クリニックに来た患者さんを診察して診断する、という当たり前のことです。
この記事へのコメントはありません。