たれ目院長ブログ ~治療で大事なのは患者さんとの会話です~

カウンセリング

秋となれば栗きんとん!大好物で毎年新栗の時期には中津川までドライブしながら食べに行きます(^_^)。これはいただきものですので、スタッフ皆でおいしくいただきました。ありがとうございました。

 

 

カウンセリング

医師に求められるのは技術。これは間違いありませんが、質の良い医療には技術のみならず、「会話力」が求められます。

コミュニケーション能力が足りない、もしくはそこを手抜きしてしまうと治療の満足度が下がるだけでなくトラブルになってしまうこともよくあります。これは美容医療に限らず病気を治す保険診療においても大事な要素ですが、美容医療においては治療の結果を左右するほど重要で、コミュニケーションまでを含めて一つの治療が完成すると考えています。

その中でもヒアルロン酸注入治療はちょっと特殊で、カウンセリングが極めて重要な役割を持ちます。そもそも、ヒアルロン酸とボトックス治療は非常に誤解の多い治療。やり過ぎると変な顔になる、一度手を出したらやり続けないといけない、扇風機おばさんになる、などなど。その中で扇風機おばさんは、ヒアルロン酸ではなく工業用アルコールを注入してたという話を聞くので、もはや治療でもなんでもないのですが、一緒くたにされてしまいます。

ただ、過去のヒアルロン酸、ボトックス治療は、美容医療業界において過渡期であったこともあり、たしかに変な顔になってしまう治療が当たり前のように行われていたことを考えると、誤解とも言い切れない部分もあります。現在は治療が進化して、それぞれの薬剤の知識も正しく広まってきたおかげで、変な顔にならないように治療することが可能です。カウンセリングや診察ではそのことを丁寧に説明していきます。

患者様が「ダメな治療」と思っているものを、実は最新の「良い治療」であることを理解してもらうには5分診療では無理で、当院ではどうしても30分から時には1時間ほどかけて話をします。とことん納得の上でないと治療には進みません。そのためラベールミラクリニックでは注入治療の新規患者様はできたとしても4~5人。一人にそんなに時間をかけて回転率の悪いクリニックはそうそうないかもしれません(笑)。大手チェーンクリニックに慣れている患者様は当院に来られると、診察にかける時間に驚かれます。あっちでは5分も話すことなくヒアルロン酸注入の施術になったのに、など。

美容クリニックの場合は医療といえども自由診療で競争が激しい世界です。ビジネスとして成り立たないと存続できないのは当たり前で、売上を求めて広告戦略をたてたり患者様一人にかける手間を省いて回転率を上げる必要があるのはわかりますが、それも行き過ぎると医療の本質から外れてしまうのではないかなと思います。他は他として、当院では私のこだわりにより、例え儲からなくても今のスタイルを貫いていきたいなと思ってます。

ということで、患者様との会話は治療としても大切ですが、私自身が話好きなため、ついつい治療以外の雑談などで盛り上がってしまうことが多く、スタッフから次の治療へと促されることもあります(^_^;)。ですがスタッフも私の信念は理解してくれていて、患者様へのカウンセリングは押し売りのようなことはせず、私の話の続きのように患者様に少しでも正しく理解していただきたい、と一生懸命話してくれています。時には私のように会話を楽しんでいることもあり、なんだかのんびりして良いなあと思っちゃいます。

問い合わせメール:labellemiraclinic.jp@gmail.com

LINE@:「ラベールミラクリニック」


ラベールミラクリニック

〒460-0008

愛知県名古屋市中区栄1-3-3 ヒルトンプラザB1

052-253-8155


関連記事

  1. たれ目院長ブログ 〜顔を20代の輪郭、立体感に限りなく近づけ…

  2. たれ目院長ブログ ~ヒアルロン酸注入治療後のアフターフォロー…

  3. たれ目院長ブログ 〜注入治療の入口はまず理解すること、学ぶこ…

  4. たれ目院長ブログ 〜有名になりたい欲0%、技術を極めたい欲1…

  5. たれ目院長ブログ 〜40代男性の肌はノーメンテではかなり厳し…

  6. たれ目院長ブログ 〜美容医療も医療の一つ。医療の存在意義、や…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 2024.12.03

    理想の人を目指す注入治療のポイント

  2. 2024.12.03

    ここには心がある

  3. 2024.12.01

    忘れられない思い出と考えることの大事さ

  4. 2024.12.01

    患者になってみてわかること

  5. 2024.11.30

    ヒアルロン酸合併症:発症のタイミングの視点から