院長ブログ ~ヒアルロン酸の硬さ~

デザート

ラベールミラクリニックのある名古屋ヒルトンでは土日にケーキビュッフェがあり、その時間となるとロビーに長い行列ができます。ほとんどが女性です。やっぱり女性にとって甘いものは特別ですね!ケーキは食べたい、でも太りたくない、という方は当院のダイエットプログラムをご活用ください。

 

 

さて、注入専門クリニックとしてヒアルロン酸を使ったたるみ治療を行っている当院ですが、そのヒアルロン酸は持続時間だけでなく硬さにも色々な種類があることは意外と知られていないようです。当院で採用している厚生労働省承認のアラガン社でも、一番硬いボリューマという製剤と、唇等に使う軟らかいウルトラ、その中間であるウルトラプラスの3種類があります。これらは硬さだけではなく膨らみ方などそれぞれに特徴があるので、注入する部位によって使い分けます。

 

硬いとはいっても筋肉に近いような弾力があるという意味で、カチカチに硬くなるわけではありません。アラガン社のヒアルロン酸は生体組織との親和性が良いので、時間とともに馴染んで自然な弾力となります。もちろん皮膚の浅いところに注入したヒアルロン酸は外から押すと触れますが、そこにヒアルロン酸があるからシワが消えるので当然のことです。むしろ注入したのに無くなっていては問題です。

 

海外から個人輸入しているヒアルロン酸の中には残念ながら質の悪いものもあります。その場合、注入したあとにプラスチックのように固まってしこりになってしまうものや不純物によってアレルギーが起こり赤みが残ってしまうことがあります。特に、ヒアルロン酸の周りに被膜ができて、長期間吸収されることなく硬いしこりとして残ると、患者様にとっては大きなストレスとなります。

 

ヒアルロン酸製剤は数多くあり、何が悪い製品であるかまではわかりませんが、一般的に安いものほどリスクが高くなる傾向があります。もともと高いものを安く提供している場合はその限りではありませんが、質のよいものを作り、それを流通までしっかりと管理するにはそれなりのコストがかかってしまうものです。安いからと選ばれる場合はできるだけ気を付けてください。リスクをゼロにはできませんが、なるべく低くしたい場合は国内で承認のある正規品を使用して治療されるのが安心と思います。

 

医療行為というのは必ず多少のリスクがあります。そのリスク以上に利益があるから成り立つわけですが。しかし、リスクは常に一定ではなく、使う薬や道具、技術によって差があります。どのクリニックを選ぶかは患者様の選択ですので、リスクの高いクリニックを選んでしまうとすれば自らそのリスクを高めているともいえます。クリニックを選ぶ要素として、費用や場所、ドクターやスタッフの人柄に加えて安全性という項目を加えてもいいのではないかと思います。

 

 

 

 

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ラベールミラクリニック

〒460-0008

愛知県名古屋市中区栄1-3-3 ヒルトンプラザB1

052-253-8155

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