たれ目院長ブログ 〜顔の脂肪を減らすにはHIFUのダブロと脂肪溶解注射、どっちが良いのか〜

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脂肪溶解注射は丁寧に使えばちゃんと効果が出せることを紹介しましたが、じゃあHIFUと脂肪溶解注射のどちらが良いか、どちらが効果が高いのか。

HIFUの治療器による差や施術者の技量など、細かい前提条件が異なることがあるので一概には言えませんが、ラベールにある脂肪溶解注射とダブロの比較という条件ですとある程度の答えが出ます。

当院には「BNLS ULTIMATE」と「kabelline」の2種類の脂肪溶解注射があり、カベリンの方が効果は強いのですがとりあえずまとめて脂肪溶解注射とし、この脂肪溶解注射とダブロの比較を考えます。脂肪溶解注射は1回あたりの注射量はラベールの基準とします。例えば法令線の上にある脂肪の塊、ここには大体2〜3ccくらいを標準的に使います。1回の量を多くするよりも複数回に分けた方が効率良く、かつ均一に効果を出せるとの狙いです。

ダブロは全顔で400ショット以上使います。額の端まで入れた全顔と首の施術を含みます。カートリッジは2〜3種類で、患者様の皮膚の状態、脂肪の厚みによって使い分けます。施術はマニュアル的に行うのではなく、それぞれのカートリッジの目的に合わせ、顔の状態を見極めて必要な部分に最適なカーリッジで照射していきます。

この比較では、1回の施術ではダブロの方が引き締め効果は高いです。

解説すると、まずラベールでのダブロは必要な部位に最適な照射を考えながら行うため、マニュアル的に照射するのに比べると明らかに効果は高いと言えます。HIFU、ダブロは経験あるけど効果感じられなかったという患者様も、当院で施術を受けていただくと全然違ったということはよくあります。

それにもともと、HIFUは皮膚の奥で高エネルギースポットを作り出し、しっかりと効果を出す仕組みの治療器なので、ちゃんとした医療器で、医療用の出力で施術すれば高い効果を出すことができるように作られています。

つまり、それだけ高いエネルギーで効果をしっかりと出せる治療器を使って、患者様の顔の状態に合わせてオーダーメイド的に施術すればかなり高い効果を狙えるのがHIFUであり、ダブロなのです。それに比べると脂肪溶解注射はさすがに分が悪い。

脂肪溶解注射は大量にうてばよいのではありません。脂肪細胞を壊し、それが体内で吸収されて代謝され排出される、その仕組みがあります。それを考えずにただ大量に注射しても逆にリスクが高くなります。そうなると、脂肪を分解、排出する仕組みに負担をあまりかけないようにするには1回の注射量はできるだけ少なく抑えた方が良さそう。

そこでラベールでは、1回あたりの注射量を増やすよりは逆に限定し、複数回に分けた施術にして工夫しています。その結果、1回の施術で比較すると、脂肪を減らす効果は高エネルギーで焼き縮めるダブロに比べると弱い、となります。

しかし、どちらが早く脂肪を減らせるかとなれば必ずしもダブロとはなりません。

というのは、脂肪溶解注射は1〜2週間の間隔をあければ次の施術をできますが、ダブロの場合は治療間隔を最低でも3ヶ月はあける必要があるから。高エネルギーの治療器であるHIFUを短期間で密に行ったり、極端に出力を高めて施術すると、皮膚の奥で火傷が広範囲にい広がったり瘢痕化するリスクが考えられるため、今は極端に出力を上げたり高頻度に施術するのはあまり推奨されていません。

そうなると、1回の効果はダブロが上でも、3ヶ月後の次の施術までに複数回施術できる脂肪溶解注射の方が、脂肪を縮めるスピードは早い、つまり効果は高いと表現できます。しかしダブロには脂肪を縮小させる効果だけじゃなく、筋膜を引き締めてリフトアップ効果も狙えます。というかもともと切らないリフトアップとして有名で、こちらの効果がメインでした。脂肪を縮める効果は2番目の目的。

それに対して脂肪溶解注射は文字通り脂肪しか縮めません。脂肪溶解注射に皮膚を引っ張り上げる効果や肌の張りを出す効果は基本的にはありません。(脂肪が減ることによってリフトアップされた顔にはなりますが、皮膚を引っ張り上げる効果ではない、という意味です。)

それを考えると、脂肪を減らすだけでなく引き締めてリフトアップしてくれるダブロは、一粒で2度美味しい治療ということになります。脂肪溶解注射を治療間隔を小さくして重ねれば脂肪を減らす効果としては大きいですが、定期的にクリニックに通う必要があり、少し手間は必要です。

効果以外のことも考えると、例えば痛み。脂肪溶解注射は針を使うのですが、局所麻酔やカニューレという特殊な針を使うことで痛みは最小限に抑えることができ、チクッと痛いのも1回の施術で数カ所のみ。それに対してダブロは、皮膚に傷はつきませんが30分程の時間、独特な刺激があります。単純な痛みとも少し違う、熱いようなでもやっぱり痛いような。コレ、人によって大きな差があり、大丈夫な人は平気なんですが苦手な人はもうダブロは嫌だ、私は注射の方が良い、となります。

それから費用。1回の施術で必要な費用はダブロに比べて脂肪溶解注射の方が少ないか同じくらい。でも、脂肪溶解注射を1〜2週間毎に繰り返すとそれなりに費用がかかります。そうなるとある段階で脂肪吸引手術よりも高くなることもありますが、手術はできない事情や嫌だという方は費用をかけてでも脂肪溶解注射という選択になります。

細かいことを考え出すとまた複雑になるのでこのあたりでまとめると、

・1回の施術ではHIFUのダブロの方が脂肪を減らす効果が高いことが多い。

・一定の期間の中で早く減らしたいとなれば脂肪溶解注射が効果的。

・痛みや費用はそれぞれ異なる。自分に合ったものを選択すべし。

上記の特徴はあくまで大まかにまとめたポイントであり、これだけで治療を決めてかかるのはちょっと早計です。自分の顔の状況、痛みに強いかどうか、どれくらいのスピード感で減らしたいか、などなどをよく考えて選択する必要があります。

え、自分の顔にはどれが良いかわからないって? それこそ専門家に相談してください。注入治療の専門家は顔に合わせて最適な治療を組み合わせて提案できるプロであるドクターですから。

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