美容医療において治療の変化を患者様にイメージしていただくための症例写真は重要ですが、よく問題となるのはいわゆるチャンピオン写真。治療が最も上手くいった症例の写真を提示する時に使われる写真をチャンピオン写真と俗に言います。
チャンピオン写真を使って皆同じようにキレイになるように見せてミスリードするのはあまり良いこととは言えませんが、美容治療は多くの人にとって未体験であり、どれくらいの治療でどのような変化をするのかイメージを持ってもらうためには症例写真は必要です。
治療結果をよく見せるために撮影の条件や角度を明らかに変えた症例写真なども見られますが、これはチャンピオン写真以前に患者様を騙すような意図が含まれていて良いとは言えません。同業のドクターから見るとすぐわかっても一般の方では見抜けないこともあるでしょう。自由診療である美容医療ではビジネス的側面を持ち、保険診療よりも集客活動が重要になることを考えるとある程度強調したり誇張するのは仕方ないことかもしれませんが、やはり無い方が好ましいと思います。
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