たれ目院長ブログ 〜顎先のズレ、顔の歪みをヒアルロン酸注入で治す。顎先へは注入せずに。〜

先日ブログで紹介した、顎先がズレてないのにズレているように見える場合の治療、同じような方は結構来られます。

先日も、顎が曲がって見えるのが嫌、という患者様。よくよく見ると顎先は左右にズレておらず、顎の先端はちゃんと顔のセンターにあります。でもちょっと離れたところから顔全体を見ると、確かに顎が右手側にズレているように見えます。この方も所謂、顎先がズレてないのにズレて見える状態なわけです。

この患者様にヒアルロン酸注入した部位は下図のエリアでした。

 

ここでポイントは、顎先のズレを治したいのに顎先そのものには注入していないということです。本当に顎先が左右にズレている場合には直接注入することでセンターに矯正しますが、ズレて見える原因が別にある場合にはそこを治します。

そして、治療する医師に求められるのはその原因を見極める洞察力。このような患者様に、顎先がズレているなら顎先に注入して真ん中になるようにしましょうか、と治療しても、顔全体で発生している歪み、別の原因を治しておかないと結果的に良くなりません。

今回の患者様も、治療前に原因をよく説明し、顎先の問題ではないことを理解していただき、こちらの提案する治療を施術させていただいたところ、満足していただけました。

これってよくよく考えると不思議というか、面白いと思いません?

だって、気になるところを触らずに改善しちゃうんですよ。それができるのはヒアルロン酸注入治療の醍醐味だと思っています。ヒアルロン酸注入はただ膨らませるだけではありません。ラインと面を整え、角度を変え、光と影をコントロールしていくと、今までのヒアルロン酸の使い方では想像できなかったことができるようになります。

先日のまなか先生のインスタで、私がメイクの話で宝塚のことを話しているとありました。ラベールのあるヒルトンプラザには宝塚歌劇団のショップ跡地があり、今でも案内やポスターが貼ってあります。そのポスターを見ると見事にメイクで光と影をコントロールし、女性的なふっくら感や男性的なラインを演出しているのがわかります。ヒアルロン酸注入治療も最終的にはその手法を使うので勉強になります。

それにしても宝塚の男役のカッコ良さにびっくりしました。宝塚の男性役というと角張った輪郭の男らしさだと私の中でイメージがありましたが、最近の男役はジャニーズみたいなイケメンなんですね。それも中世的な感じであったり男くさいというより優しい雰囲気のイケメンがずらりと並んでいて、完全に宝塚歌劇団の男役のイメージが覆りました。

ちょっと写真を載せておきますね。大丈夫かな…。怒られたらすぐ消します(笑)

 

これ、ジャニーズじゃないですよ。宝塚歌劇団ですよ。

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