たれ目院長ブログ ~ボトックス部位別治療、「額」~

イラストビフォー

額のシワはボトックス、と思っている方は多く、実際にほとんどの場合でボトックス注射を希望して来院されます。しかし、額のシワは表情筋だけの問題ではなく、土台となる骨が委縮し、さらには筋肉も脂肪も減少することがシワを作る原因にもなっています。そのため、まずはヒアルロン酸で痩せて凹んでしまった額にボリュームを戻してあげることで皮膚がテントのように張って、シワが自然に伸びてきます。このことは以前に、ヒアルロン酸とボトックスのコンビネーション治療としてブログに書きました。

 

たれ目院長ブログ ~ヒアルロン酸、ボトックス、人気のコンビネーション治療~

 

 

今回はヒアルロン酸はひとまず置いといて、額のシワをボトックスで治療する場合の変化や注意点、副作用について。額シワのボトックス治療はごく一般的に行われており、慣れている方には満足度が高い反面、もう二度とやりたくないとか怖いから嫌だという方がいらっしゃいます。これは、ボトックスの失敗例として最も多いのが額だからでしょう。

 

ボトックスは筋肉を休ませる作用があり、それを利用してシワを伸ばして消していきます。目尻や眉間のシワはきれいに消えやすく、変な表情とはなり難い部分ですが、額へのボトックスは筋肉を休ませると皮膚が伸びて、結果として眉が下がる、瞼が重くなるという症状が出てきます。これは、どれだけ気を付けていても縦の筋肉を緩ませる以上どうしても発生するリスクがあります。

 

イラストビフォー

通常はボトックスを上の図のように、5~8カ所に分けて筋肉内に注射します。これでちょうど良い人は非常にきれいにシワが消えますが、額が狭い人、額の筋肉が小さい人、または額の筋肉を使って目を開ける人は、予定以上に薬が効きすぎて瞼が重くなってしまうことがあります。その可能性がある場合は、マイクロボトックスと呼ばれる方法で注射することでリスクを下げることができます。

イラストアフター

マイクロボトックスで注射する場合は、上図のように20~40カ所ほどにわけて注射します。全体で使うボトックスの量は同じですが、1カ所の量をごく少量にして、筋肉の奥まで効き過ぎないようにするわけです。そのかわり1カ所で効く範囲が小さくなるので、注射回が増えることになります。

 

マイクロボトックスは専門用語ではイントラダーマルと呼ばれることもありますが、正確に言うとイントラダーマルは皮内注射してもっと皮膚表層に近いところに効かせる方法で、額はそれより深い皮下、脂肪層に注射するので、厳密にはマイクロボトックスと言うのは誤りです。ただ、皮内注射、皮下注射と言い分けるのも手間がかかるので便宜上まとめてマイクロボトックスと言ってしまいます。

 

 

あと、額のボトックス注射後に左右の眉の高さがずれたり、眉の端だけが動いて吊り上がった形となることもあります。これは注射する場所や量を調節することで回避できるため、ドクターの経験や技量が十分であればまず起こり難くなります。ただ、ボトックスの注射後にマッサージしたり温めたりするとボトックスの効果が弱まるため、もしかすると施術後にそのようなことを気付かないうちにしてしまっている可能性もあります。それを避けるためには、ボトックスの注射後数日は強いマッサージを避けて、なるべくさわらずにそーっとしておきましょう。

 

 

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