たれ目院長ブログ ~患者の気持ちがわかるドクター、わからないドクター~

新井院長

患者様は様々な不安を抱えて病院に来ます。我々医療者はその不安を感じ取り、共有しながら寄り添うわけですが、実際に患者になってみて初めてわかることもあります。

 

~医師から患者になり、初めて知ったこと~

 

この記事ではまさにそのことが書いてあり、私も同じことを考えます。普段はドクターとして何気なく大丈夫と言っていて、実際に安全性も高まっているため本当に大丈夫と感じていることでも、いざ自分が受ける立場となると言いようもない不安を感じます。それは手術や麻酔などの大きな処置に限らず、傷の処置や美容の治療においても。

 

例えばヒアルロン酸注入やボトックス注射は、製剤の安全性が確立されて厚生労働省の承認もあるという、これ以上ないくらい不安要素を取り除いた治療となりつつあります。医療の結果に100%はありませんが、治療する際は絶対の自信を持って行うことを目指して、日々勉強し経験を積むことを意識しています。治療する側としてはこれだけ「大丈夫だ」と認識し、自信を持って臨んでいても、治療される側になると、「消毒は大丈夫かな」「ボトックスの希釈は間違えてないかな」と細かいことまで気になってしまいます。

 

それらの細かいことは実際には大きな問題とはならないことばかりですが、気になってしまうのも事実です。これはいくら口で言ってもなくならないので、見えるところで努力することも必要だと思います。例えばヒアルロン酸であれば丁寧できちんとした操作をして、迷いなく処置することで患者様の不安は減りますし、製剤もよくわからないものではなくて厚生労働省の承認品を正しく使うことが安心感につながります。自分の顔を使って他の製剤を試したこともありますが、未承認という何とも言えない不安はどうしてもありました。そうすると、ちょっとした変化でやっぱり未承認だからかな、とか思ってしまったりします。その点、正規の承認品は一定の安全性が確保されているという意味で安心感が全く違いました。

 

 

また、患者は思っていることをドクターにはなかなか言えない、というのも患者側になってみるとよくわかります。忙しそうなのにこんなこと聞いてもいいのかなと遠慮してしまいます。ドクターの態度にも問題があるかもしれませんね。私は外科医だったころから今でも、患者様の話をよく聞くことを常に心がけています。これはただ優しくするという意味ではなく、患者様の話から本当の悩みや希望、症状を聞き取り、正しい診断、治療が行えるからでもあります。なんで?と思うような誤診は、問診が足りないことが原因の一つでもあります。

 

患者様の話をよく聞くため、当院では予約枠の時間が1~2時間と、普通のクリニックではあり得ないほどゆったりと時間を取って診療しています。治療や説明を含めると、時に滞在時間が3~4時間となることもありますが、それだけ時間をとって丁寧に説明、治療をするとお互いに満足する結果を得られます。また、ドクターの診察以外にカウンセラーやナースからの説明も行うようにしていますが、この時に患者様はドクターに言えなかったことを口に出すことができます。私はそのことを伝え聞いて、診察だけではわからない患者様の本当の悩みや希望を受け取ることができ、より最適な治療を提案することができます。

 

医療者として日々診療していると患者目線を忘れがちです。実際に病気になることは難しいし、そこまでしなくても共感することはできます。特に美容医療に関るドクターは、必要ないのに無理にとは言いませんが自分の施す施術くらいは体験しておいてもいいのかなと思います。そうすると患者様の気持ちや不安がよくわかり、本当に必要な言葉をかけてあげられると思います。

 

 

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ラベールミラクリニック

〒460-0008

愛知県名古屋市中区栄1-3-3 ヒルトンプラザB1

052-253-8155

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