新陳代謝という言葉があります。その意味を調べると「古いものが新しいものと入れ替わる」ことであり、人の細胞活動においてよう使われる言葉です。人の細胞は同じように見えても絶えず生まれ変わっており、生まれた細胞は数カ月で役目を終えると壊されたり吸収され、その間に生まれた新しい細胞にどんどん入れ替わっていきます。その新しい細胞も数か月後にはまた役目を終えてなくなります。このように絶えず入れ替わることで常に同じ状態、良い状態を保てるわけです。
肌の場合は皮膚の奥にある細胞から分裂し、外に向かって成長して、最後は角質という硬い細胞となって皮膚を作り、垢となって剥がれ落ちます。そのサイクルが約30日周期で繰り返されるはずが、新陳代謝が悪くなると35日、40日とサイクルが伸びてきて、もう機能の落ちた古い細胞が肌表面に残ってしまいます。それを一度どかして下から新しい細胞の成長を促すのがピーリング治療。決して皮膚を薄くするとか真っ赤にするための治療ではありません。
サリチル酸は古くからある良いピーリング剤ですが、皮膚に対する刺激が強くてピリピリする欠点がありました。私自身もサリチル酸では、顔に塗って5分待つ予定が、ピリピリと痛みが強くて待てずに2~3分で洗い流していました。そのサリチル酸の刺激が皮膚の奥に入らないようにマクロゴールという基剤を加えて改良したのが、そのままの名前ですが「サリチル酸マクロゴールピーリング」です。マクロゴールの効果は非常に大きくて、このピーリング剤で5分待てない方はおりません。もちろん私も5分しっかりと待てますし、ピリピリしないので5分どころが10分でも塗ったままにできるほど。
あまりに刺激が少ないので、本当にピーリングできてるのかと疑ってしまうほどですが、ちゃんと肌がつるつるになるので効果はあることはもちろん実感できます。ドイツ研修から帰ってきて、日焼けした分と肌がざらついたのを取り返すべくピーリングをしたときに勢い余って唇までピーリング剤が付いてしまいました。唇は角質層が薄いためさすがにちょっとヒリヒリして少し皮膚が白くなってしまいました。とは言っても重大なことではなく、10分もすればヒリヒリ感はなくなりますし、白くなった部分もすぐに治ります。刺激は無くてもちゃんとピーリング効果は強いことをまた再確認しました(^_^;)
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ラベールミラクリニック
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