こんな方におすすめ!
- ・額、目尻、眉間、首などの表情シワを改善させたい
- ・エラを小さくして小顔にしたい
- ・ワキや手足、頭皮の汗、ニオイを止めたい
- ・肩こりを改善させたい
- ・ふくらはぎを細くしたい
適応症状
- 表情シワ(額、目尻、眉間、鼻、アゴ、笑いシワ、ちりめんシワ)
- 首のシワ
- 顔のエラ(小顔効果)
- 多汗症(ワキ、手、足、頭皮)
- ワキガ
- 肩こり
- ふくらはぎ(脚を細く)
効能
表情シワ
乾燥が主な原因。年齢、紫外線の影響、ターンオーバーの乱れにより乾燥が進みます。
汗、ニオイが止まる
ボトックスには汗の分泌を抑える効果があるため、
嫌なワキ汗、ニオイの発生を抑えることができます。
汗が異常に多く分泌される 多汗症の対症療法としても効果的であり、主に 手掌多汗症、頭皮の多汗症の治療にも使用されます。
筋肉のこりをほぐす、縮める
ボトックスは筋肉の働きを緩めることでシワを伸ばします。 同じ効果を利用して、肥大した筋肉、こり固まった筋肉をほぐすことで顔を細くしたり血流を改善させます。顔の咬筋(エラ)は通常よりも肥大して顔を大きく見せます。それを縮小させるとフェイスラインが細くなり小顔となります。肩の筋肉は緩ませることで血流が改善して肩こりが解消し、ふくらはぎの筋肉は縮小させることで細い脚となります。
効果が続く期間
ボトックスの効果は個人差がありますが、一般的には3〜4ケ月毎の治療、約4ヶ月毎でもいいと思います。顔のシワを一度治療すると約3~4カ月はシワが改善され、その後徐々にまた現れてきますので、そのタイミングで再度治療をするとシワのない状態を維持できます。汗を止める効果、ニオイを抑える効果も同様のため、ワキ汗であれば夏前に一度治療をしておくと、一夏の間は嫌な汗、ニオイがなく過ごすことができます。
顔を細くする場合や脚を細くするボトックス治療の場合はボトックスの効果が切れてもすぐに元通りと
はなり難いため、筋肉量がそれほど多くない場合は数回の治療で終了とする場合もあります。
併用するとより効果が出やすい治療
リフトアップ治療
たるんだ頬を引き上げて顔を細くし、減ったボリュームを元に戻すことで肌のハリを出すヒアルロン酸治療はボトックスと組み合わせることで最も効果的なアンチエイジング治療となります。年齢を感じさせてしまうシワとたるみのうち、ボトックスでシワを除去しヒアルロン酸でたるみ改善と同時にハリを出し、若々しくて元気な表情へと生まれ変わらせます。針もメスも使わないたるみ治療である「ダブロ」と組み合わせても同様に効果的なアンチエイジング治療となり、シワとたるみを同時に改善させることができます。
美肌治療
シワが消えるとそれまで気にならなかった部分が気になってきます。老けて見えるたるみをヒアルロン酸やダブロで改善させた後は、肌のくすみやシミ、イボが目についてきます。シミはYAGレーザーで、イボやホクロはCO2レーザーで除去し、肌全体は内服、ピーリング、エレクトロポレーションといった基本的な治療を丁寧に行っていくことで白く滑らかな美肌へと変化していきます。
注射できる箇所
失敗してしまう例
ボトックスの量が多すぎる場合
額のシワを除去する時にボトックスの注入量が多いと、額の筋肉が伸びて瞼が重くなることがあります。表情が硬くなり、瞼が重いことから頭痛を誘発することもあります。額のボトックス注射は、注入量を厳密に計算し、患者様の額の大きさやシワの深さによって注射部位を変えることが重要であり、漫然と注射すると失敗する確率が高くなります。また、ボトックスの薬の効果にばらつきがあると効果が無かったり、逆に強く作用してしまうため、ボツリヌス製剤が正規品であるか、製造・流通管理がしっかりした製剤であるかも重要です。
目尻やその他の部位は、注射する深さを間違えると表情を作るための筋肉に作用してしまい、笑う表情が作れなくなる場合があります。これらの失敗は、作用の安定したボツリヌス製剤を使用し、技術的に気を付けることで回避することができます。また、副作用の出ないような注射方法もあり、当院ではそのような注射方法を使い分けることで副作用の発生を抑えています。
ボトックスの効果が消えてしまう場合
ボトックスの効果は個人差がありますが約半年です。顔のシワを一度治療すると約3~4カ月はシワが消え、その後徐々にまた現れてきます。そのため、4~6カ月毎に治療をするとシワのない状態を維持できます。汗を止める効果、ニオイを抑える効果も同様のため、ワキ汗であれば夏前に一度治療をしておくと、一夏の間は嫌な汗、ニオイがなく過ごすことができます。
顔を細くする場合や脚を細くするボトックス治療の場合はボトックスの効果が切れてもすぐに元通りとはなり難いため、筋肉量がそれほど多くない場合は数回の治療で終了とする場合もあります。
副作用
薬の広がりが大きいと目的の部位よりもやや広い範囲に効果が出ることがあり、場合によっては少し笑い難いなどの症状が出ることがあります。ボトックスの効果は永久的ではないため、2週間ほど経過するとそのような症状も落ち着き、副作用が長期間残ることはありません。薬の効果には個人差があるため、患者様それぞれに適正な量、注射する部位を見極めることで副作用のリスクを減らすことができます。