こんにちは、松元です。
昨日は初級セミナーの講師を務めさせていただきました。
今回で3回目になりますが、正直、これまでで一番難しく感じました。
前回から成長しているはずなのに、です。
講師としての役割を果たすためには、自分が深く理解していることを、相手に正しく伝えるという責任があります。
でも、伝えるって本当に奥深い。
同じ言葉でも少し表現が変わるだけでニュアンスが異なって受け取られることがあり、
そこに講師の難しさを痛感しました。
1つのことを教えるためには10を知らなければならないし、
10を伝えるためには100を知っておかないと自信を持って話せない。
もっともっと地盤を固める必要があると強く感じました。
今回のセミナーは、これから治療を始める方向けの初級セミナーでした。
しかし、初級だからと言って簡単ではありません。
むしろ基礎を徹底的に学び、治療理論を深く理解してもらうためのもので、情報量はとても多いです。
基本を押さえることは簡単ではなく、
むしろそれを深く掘り下げていくと、
無限に広がっていくような感覚でもあります。
それをどうやって受講者に伝えるか、私自身も悩みながら挑んでいます。
たくさん伝えたからいいわけではなく、時には情報の取捨選択が必要です。
どこを一番抑えておくべきか。治療の本質はどこなのか。
基礎をしっかり固めていくことで、今後の実践が自信を持てるものになると信じています。
そのために、初めの一歩がどれだけ重要かを伝えさせていただきました。
セミナーの準備をしている中で、私自身も振り返る時間がありました。
自分がこれまで、なにを考え、どんな治療をしてきたのか、見直す機会となりました。
教えるという立場にいると、自分の知識や技術を再確認する必要があります。
その知識と技術の前提にある理論がどれだけ大切か、
講師をしながら自分自身で感じています。
「もっともっと地盤を固める」という課題が見えてきたのも、今回の収穫です。
受講された皆様からの質問や意見も、私にとって大きな学びとなりました。
自分自身もさらに成長していかないといけないと身が引き締まる思いでした。
どんなに経験を積んでも、まだまだ学ぶべきことがあり、
私自身も初心を忘れずに、常に学び続ける姿勢でいたいと思います。
初級セミナーを通じて、これからも共に学び、成長していける場を作っていければと思います。
ご参加いただいたドクターの皆様、本当にありがとうございました。
このような機会を作ってくださった新井先生をはじめ、
ラベールミラクリニックの関係者全ての方にお礼申し上げます。
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