こんにちは、松元です。
この週末は台風が近づいているなか、名古屋で美容皮膚科学会でした。
今回はまなか先生が発表でしたので応援に。
理路整然と質問に答えるまなか先生はかっこよかったです。
来年は私も頑張るぞ〜!
(ここで言ったら、多分やる)
さて今日は
治療は計画的に、な話です。
当院で扱う治療はヒアルロン酸とボトックスがほとんどですが
イベントごとの前、どれくらいに終わらせたらいい?
というテーマでお話しして行きます。
ヒアルロン酸は少なくとも1ヶ月前に
結論ですが、ヒアルロン酸は少なくとも1ヶ月前に終わらせましょう。
ヒアルロン酸のダウンタイムは1−2週間を目安としています。
この2週間は内出血や腫れが落ち着くまでの期間です。
じゃあ2週間前でもいいんじゃ?と思うかもしれません。
しかし、万が一ヒアルロン酸の合併症、血管塞栓が起こった場合
塞栓の治療をし、ある程度肌の状態が戻り
お化粧で誤魔化すことができるようになる
これまでを1ヶ月と考えています。
あくまでもこれは最低でも、の期間になりますので
イベントの2ヶ月、3ヶ月前でもいいと思います。
ヒアルロン酸は吸収されるからなるべく直前に入れたい、と思うかもしれませんが
実際にその吸収はゆっくりで、治療後1ヶ月でも3ヶ月でも
ほとんどその効果は変わりません。
ならばむしろしっかり馴染んでくれた2ヶ月3ヶ月ごろにBig Dayを迎えた方が
より自然で美しいお顔で臨めるのではないかと思います。
ボトックスはもう少し前から準備を
さてボトックスはもう少し前からの治療がおすすめです。
その理由がこちら
1.ボトックスの効果は人それぞれ
2.無効化させる薬がない
ボトックスは人によって効果の出方が違います。
たくさん注入しても効果が出にくい人もいれば
少しの量で効きすぎてしまうこともあります。
また表情筋の癖は人それぞれで、ボトックスを2−3回重ねた方が
「あなたの最適な打ち方」がわかります。
そして、ボトックスには解毒薬がありません。
ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼという溶解剤があります。
ヒアルロン酸の形が不満足でも、感染しても、腫れてても
基本的に溶解剤を注入すれば、ヒアルロン酸は水へと分解されていきます。
このように何か不都合があった時にも
「無かったことにする」ツールがあるというのはとても便利です。
しかし、ボトックスにはそれはありません。
ボトックスは打ったら分解されるまで待つことしかできません.
例えば結婚式の2週間前にボトックスをして
もし合併症が出てしまった場合。
もしくは合併症じゃなくても、ボトックスが初めての人は
想像以上に顔が固まっているように感じるかもしれません
自分の笑顔が不自然に感じたまま写真を撮られるかもしれません。
ちょっと怖いですよね。
やはり、事前に「あなたの最適な打ち方」を決めることはとても重要なんです。
その二つの理由から、ボトックスは半年前に相談に来ていただけたらと思います.
ボトックスは切れるまで3ヶ月〜5ヶ月ほどですので
1度打って、2回目でイベントを迎えるという算段です。
今日は治療計画についてお話ししました.
ヒアルロン酸は少なくとも1ヶ月前
ボトックスは少なくとも半年前です。
といっても、カウンセリングは無料なので
結婚式が決まったら、すぐにカウンセリングに来てもらえると
スケジュールも含めてご提案できると思います。
大事な予定がある時はぜひ教えてくださいね◎
それではまた
松元
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