「目の下のクマと言っても色々なタイプがある」

「目の下のクマが気になる」という悩みの患者さんは少なくないです。
目の下にクマがあると元気がなさそうに見えたり、老けて感じることが多いので、気になるところです。

そんな私もクマが気になる1人でした。


この写真を自分で見て、なんとかしたいなと。
私の場合は眼窩脂肪が飛び出ているのがメインで、その下の骨萎縮は小さかったため、眼窩脂肪を取り、ほんの少しだけヒアルロン酸。

クマと一言で言っても、色んなタイプがあります。
①目の下の色によるクマ(黒かったり、紫っぽかったり…)
②目の下の窪みによるクマ
③目の下に眼窩脂肪が飛び出ていることによるクマ
④皮膚の弾力が失われていることによるたるみ
⑤骨吸収や脂肪萎縮による全体的なやせ
などなど。
そして、大体が複雑に組み合わさっています。
そのため、人によって状態も違いますし、治療法も違います。

ヒアルロン酸だけでかなり綺麗になるクマ、ヒアルロン酸だけでは半分くらいしかよくならないクマ、ヒアルロン酸はやらない方がいいクマ…
見極めが大事です。

また、ヒアルロン酸注入層や注入量もすごく大事です。
浅い層にヒアルロン酸をいっぱい注入すると、チンダル現象と言われるような状態(注入下部分が青白くなる)になる可能性があります。
眼窩脂肪がすごく飛び出している人に段差を埋めようとどんどんヒアルロン酸を入れると目の下だけがパンパンのお顔になる可能性があります。
これも見極めが大事です。

これらの見極めは簡単ではありません。また、目周りの注入をきちんと正確にやるのは難易度も高いので、施術するドクターも技術、見極め含め勉強したい分野です。

 


最後の写真は…
先日、大塚美容外科総院長の石井先生が講師の目元のハンズオンセミナーのアシスタントとして参加させていただいた時の写真です。受講の先生たちの症例もまた、自分にとっての経験にもなり、ものすごく勉強になりました。

関連記事

  1. たれ目院長ブログ 〜上手な注入治療はナチュラルに若返る。なぜ…

  2. たれ目院長ブログ 〜院内プライベートセミナーは外部のドクター…

  3. たれ目院長ブログ 〜努力に勝る才能はない…?〜

  4. たれ目院長ブログ 〜2021年のラベールも始まりました。今年…

  5. たれ目院長ブログ 〜高額の治療を提案するのは気が引ける、それ…

  6. カウンセリング

    たれ目院長ブログ ~治療で大事なのは患者さんとの会話です~

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。