クマ治療どうしたらいい?

ボトックスのおススメとして私は眉間をおススメすることが多いです。なぜなら、眉間にしわがあるとそれだけで「怒った」「老けた」「困った」などのマイナスの印象を与えてしますからです。
それと同じように人にマイナスのイメージを与えてしまう部位として、目の下のクマがあります。クマがあると、「疲れた」「不健康」「老けた」などといった印象を与えてしまいます。

一言でクマと言っても種類があります。大きく分けて3つ。
① 睡眠不足や月経時など、血流が低下によりできる青グマ
②目を擦るなどの刺激や炎症性色素沈着んどが原因の茶グマ
そして、
③年齢とともに気になる黒グマ
黒グマは小ジワやたるみなどの形態的変化による影です。また脂肪の移動によって強調されることが多いです。

当院で相談される方で多いのは、黒グマです。
「ヒアルロン酸で何とかなりませんか?」とよく聞かれます。
「何とかなるといえば何とかなるし、何とかならないといえば何とかならない」というのが私の答えです。何ともずるい答えで申し訳ないですが、事実です。
状況とその人がどこまでを求めるかによって違います。

眼窩の骨萎縮によってできるたるみが軽度のものに関しては、骨膜上にヒアルロン酸を置いて、骨のボリュームを改善すれば肌のハリを改善できクマを薄くすることができます。
眼窩脂肪の下垂が多くなると、ごまかす程度まではできますが、ある程度の改善を求めるなら、眼窩脂肪をとって、その後脂肪注入やヒアルロン酸治療などをお勧めします。

眼窩脂肪をとった後、脂肪注入にするかヒアルロン酸治療にするかは医者によっても意見が分かれます。
コストだけを考えると、脂肪注入の方がいいという人が多いかもしれません。ヒアルロン酸を眼窩脂肪をとってペランペランになったところに綺麗にいれよと思ったら、それなりの量がいる人もいるし、ヒアルロン酸はいずれ溶けて無くなるので定期的に治療しなければいけないのでその度にお金がかかります。
ただ脂肪注入の難しいところは、脂肪注入をして全部定着するわけではありません。注入した量の3割程度しか定着しない人もいればそこそこ定着する人もいます。人によって違うのも難しいところです。
脂肪定着どれくらいするか分からないからと多めに注入しすぎて、逆に膨らみを持ってしまうともう元には戻せないです。
ヒアルロン酸治療が他の部分に合わせて入れれるからいいと言う先生もいれば、ヒアルロン酸は皮膚が薄い人に入れすぎると青白く透けて見えるからよくないと言う先生もいる。(チンダル現象と言います。入れる量と入れる場所を間違えなければ、チンダル現象は起きにくいですが、難しい施術でもあります)
どっちの意見もわかりますよね。なので治療選択は難しい。
患者さんには正しい情報を持ってもらい、いろんな意見を聞き、最終的には患者さん自身で決めていく必要もあると思っています。

黒グマについて色々書きましたが、実際クマがどのようなものであるかは診察を受けていただかないと診断できません。是非気軽に相談にしにきてください。

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