久しぶりにシミ取りをしました。
「気になるなー」と思ってからはや数ヶ月、やっと重い腰を上げて行ってきました。
今回は初めてのピコレーザー
「麻酔しますか?」
と聞かれましたが、他の機械の痛みは知っていたので
自信満々で「大丈夫です!」
と答えました。
が、始まってすぐに「これは麻酔した方が良かったかもしれない」
と後悔しました。
施術後の赤みも今まで受けた機械より強く、
「一口にシミ取りといっても機械によってダウンタイムはこんなに違う」
ということを知りました。
そこで改めて感じたことは
「ダウンタイムも含め、リスクやマイナス面についてしっかり知っておく」
のは大事ということです。
知らないと痛みや赤みにびっくりするし、もし大事な予定があったら結構ショックです。
稀に起きる合併症ではなく、通常経過であったとしても
思ってもみないことであれば、やはりびっくりします。
「心構えを持っておく」
のは患者にとって大事なことです。
医師は治療で結果を出すことにまず目が向きます。
でも患者の立場に立ってみると
それだけではない、ということがわかります。
「ダウンタイムも含め、リスクやマイナス面についてしっかり説明し心構えを持ってもらう」
ことは大事なことの一つです。
キレイになりたくて受診した方に、
マイナス面を沢山言ったら怖くて引いてしまうのではないか、
せっかくワクワクして来院した気持ちに水を差すのでは、
という考え方があります。
私は
「怖くなって一度立ち止まって考えてみる」
のは悪いことではないと思います。
キレイになるメリットだけでなく、
負わなければいけないリスクがある
しばらく我慢のダウンタイムがある
それらを承知して治療を受けるのが望ましいと思います。
でも中にはあまり気にしない方もいるかもしれません。
痛くても赤くなっても
「こんなものかな」
と受け止め、しばらくしてキレイになればそれで良し
そういう方にとっては、一から十まで説明されるのは鬱陶しいかもしれません。
また私にとってはラベールのしっかりカウンセリングが「普通」ですが
注入以外の治療のカウンセリングは「あっさりが普通」なのかもとも思います。
様々な需要があり様々なクリニックのスタイルがある
自分に合ったクリニックを探してかかりつけにして通うのが幸せですね。
私は医師としてはラベールのやり方が好きです。
ラベールのカウンセリングは
「患者さんに治療を理解してもらい主体的に決めてもらう」
治療を理解してもらい患者さんが主体的に決めるのは時間がかかりますが
そうしないと得られないものがあり、私はそれを捨てたくありません。
得られないものとは、患者さんの主体性、患者さんとの信頼関係、連帯感と言ったら良いでしょうか。