ボトックスとはボツリヌス菌から抽出したタンパク質で筋肉に注射すると筋肉を緩める効果があります。
咬筋という筋肉に対してボトックスの注射を行うことがあります。
対象となる患者さんは
1.エラの張りを減らしたい
2.歯の食いしばりを抑えたい
という希望がある方です。
咬筋が過剰に発達し肥大している時にボトックスを注射すると筋肉が緩んで動かしにくくなり段々小さくなっていきます。
筋トレをやめたら筋肉が落ちるのと同じです。
注射して1か月くらい後には筋肉が小さくなったことが自覚できます。
エラボトックスは小顔ボトックスとして認知されていますが注意しないといけないことがあります。
それは筋肉が小さくなると必ず元々あった痩せが見えてくるということです。
その痩せはコケとかたるみとして認識されます。
この事を知らない方が多い印象です。
ではどうすれば良いのか。
筋肉が小さくなって見えてきた痩せは注入治療で改善することができます。
注入治療はコケが見えてきてからやっても良いし
コケを見たくなければボトックスと同時に行うこともできます。
歯の食いしばりを抑えるためにボトックスを歯科で勧められた方も同様です。
痩せは必ず見えてくることを知った上で治療を受ける必要があります。
またボトックスはエラボトックスに限らず効果は長くて6ヶ月です。そのため繰り返し治療するものですが、効いている間に食いしばらないように癖付けていくことも大事です。
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